「 医療制度 」一覧

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社会保障の負担増、容認傾向高まる  17年版厚生労働白書

 政府は24日、2017年版厚生労働白書を閣議決定した。現状を分析する第1部は「社会保障と経済成長」をテーマとし、成長の視点から社会保障の在り方を考える資料を示した。今後の社会保障の負担と給付の在り方に関する資料からは、高齢者層や高所得者層を中心に「給付水準の維持を希望する割合や負担増を容認」する割合が高まる傾向が見られた。

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18年度改定へ評価対象の医療技術808件を提案、先進は33件  厚労省

 厚生労働省は23日の中医協・医療技術評価分科会(分科会長=福井次矢・聖路加国際病院長)で、2018年度診療報酬改定に向けて同分科会の評価対象とする技術808件を提案した。先進医療会議で科学的根拠などに基づいて評価される予定の技術33件も併せて示した。評価対象とならないと判断された技術に見直しを求める意見があったため、今後、評価対象とする技術をさらに精査した上で、同分科会で評価を取りまとめる。

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受診時定額負担などの検討「手詰まり感が出る」  内閣府・大島審議官

 内閣府の大島一博審議官は、21日に札幌市内で開かれた全国医師会勤務医部会連絡協議会で講演し、経済・財政再生計画改革工程表に盛り込まれている「かかりつけ医以外を受診した場合の定額負担導入」などの検討項目について、「これそのものを追求するのは、手詰まり感が出てくるのではないかという気がしている」との見通しを示した。

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働き方改革「しっかり取り組まねば若手が背を向ける」  日医・泉委員長

 日本医師会・勤務医委員会の泉良平委員長(富山県医師会副会長)は、21日に札幌市内で開かれた全国医師会勤務医部会連絡協議会で講演し、勤務医の参画を促すための地域医師会活動について触れる中で「働き方改革への具体的な提言を通して、医師会活動に勤務医の理解を求める。

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全日病の安藤副会長が比例東京で当選  「地域医療を守るために頑張りたい」

 22日に投開票された衆院選では、自民党から比例東京で立候補した安藤高朗・医療法人社団永生会理事長(東京都医師会理事、東京都病院協会副会長、全日本病院協会副会長)が当選した。安藤氏は、22日午後8時から自民党本部東京都支部連合で開票結果を待った。NHKで当確が打たれたのは23日午前1時30分を回ってからだった。

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介護医療院協議会、転換モデルのシミュレーションなど提供へ  全日病

 全日本病院協会は21日の常任理事会で、9月に設置した介護医療院協議会の運営指針案を了承した。介護医療院への転換メリットやデメリットをはじめ、介護医療院に転換までのスケジュール管理などを含めた転換モデルのシミュレーションを提示していく。指定取得後の運営に関する助言、行政等の動きなども情報提供する方針だ。会議後、猪口雄二会長が本紙の取材に応えた。

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自民勝利、厚労系候補も次々当選  予算編成の議論本格化へ

 第48回衆院選は22日に投開票があり、全国的に自民党の優勢が伝えられる中、厚生労働大臣の加藤勝信氏(自民、岡山5区)をはじめ、厚労行政に関係の深い候補にも次々と当選確実のニュースが流れた。衆院選の最中は、トリプル改定を含めた2018年度予算編成の議論が事実上停滞していたが、政権の基本的枠組みの継続が確実になったことを受け、今後議論が本格化する見通しだ。

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「医師偏在の是正に緊急的に取り組みたい」  自民・國光氏

 【茨城6区】厚生労働省の医系技官出身の国会議員が、新たに誕生する。茨城6区で初当選を確実にした國光文乃氏だ。同区は、衆院議員を12期務めた自民党厚生労働関係議員の大物、丹羽雄哉元厚生相の地盤で、選挙事務所には茨城県医療法人連盟の鈴木邦彦委員長(日本医師会常任理事)も訪れ、開票を見守った。

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「理念を変えなかったことが評価された」  立憲民主・長妻氏

 【東京7区】元厚生労働相で立憲民主党の代表代行を務める長妻昭氏。午後8時過ぎに7期目の当選確実を知らせる開票速報がテレビで流れた瞬間、事務所では支援者から歓声が上がった。直後、事務所に現れた長妻氏は民主党が政権を取った2009年以来のスピード当確に「感無量」と安堵の表情を見せた。

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医学生の医行為、年度内にも整理へ  厚労省検討会、CBTは「公的な位置付けへ」

 厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」は20日、臨床実習で行う医療行為の種類や法的位置付けを整理・担保する方向で合意した。特定の条件下で医学生が行う医行為について医師法上の違法性はないことを示している、旧厚生省の臨床実習検討委員会が1991年にまとめた最終報告書「前川リポート」の内容を、医療技術の進展も踏まえて整理し直す。年度内をめどに行う。

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補助率削減見直しと高額薬の薬価引き下げを要望  全医連が決議

 全国医師国民健康保険組合連合会(全医連)は20日、奈良県内で開いた代表者会で2項目の決議を承認した。決議に盛り込んだのは▽医師国民健康保険組合への国庫補助率削減を早急に見直すこと▽国民皆保険制度を崩壊させかねない超高額薬剤の価格を適正に引き下げること―。今後、政府関係機関に送付する。

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在宅医療連携モデルに向けて実態調査  3月にも報告書、厚労省WG

 厚生労働省は20日に開いた「全国在宅医療会議ワーキンググループ(WG)に、「在宅医療連携モデル構築のための実態調査事業」の調査内容案を示した。11月までに10~15の連携モデル地域を選定し、2018年1月に調査する。連携モデル構築に至るまでの経緯や、連携モデルのスキームを聞く。医療機関の業務実態を調べるためスタッフの職種・数、訪問診療の実施時間、患者の医療必要度なども調査項目とする。

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全医連、新会長に宮城信雄氏  副会長に近藤邦夫氏

 全国医師国民健康保険組合連合会は20日、奈良県内で開いた代表者会で理事と監事の選任を行った。その後、新たに宮城信雄氏(沖縄県医師国民健康保険組合理事長)が会長に、近藤邦夫氏(石川県医師国民健康保険組合理事長)が副会長に決まった。任期は2019年10月の代表者会が終わるまで。