偏在の“度合い”を提示、都道府県は医師の「少数・多数区域」を指定へ
厚生労働省は11日の「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」に、都道府県が策定する「医師確保計画」の実効性を確保するため、2次医療圏ごとの医師の多寡を全国ベースで客観的に比較・評価可能な「医師偏在の度合い」を示すことを提案した。
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厚生労働省は11日の「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」に、都道府県が策定する「医師確保計画」の実効性を確保するため、2次医療圏ごとの医師の多寡を全国ベースで客観的に比較・評価可能な「医師偏在の度合い」を示すことを提案した。
厚生労働省は11日の「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」に、医療計画の中で医師確保の一連の方策を記載することを医療法に位置付けることを提案した。医療計画での医師確保に関する事項を「医師確保計画」と呼称する。
中医協総会は11日、2018年度診療報酬改定に向け、「医療安全対策」「救急医療」「小児・周産期医療」の3つの個別事項を取り上げた議論を進めた。
衆院選の立候補届は10日に締め切られ、選挙戦の構図が確定した。本紙がまとめた厚生労働行政に関係が深い主な候補者の一覧は表の通り。自民党の厚労関係候補では女性の挑戦が目に付く。
中医協総会(会長=田辺国昭・東京大大学院教授)は11日、2018年度診療報酬改定に向け、小児・周産期医療などについて議論し、「妊産婦の外来管理」に関する評価を新設する方向で検討することで合意した。また、精神疾患を持つ妊産婦に対し、産科と精神科や自治体等が連携して診療する体制への評価も検討することになった。
中医協の費用対効果評価、薬価、保険医療材料の3専門部会の合同部会は11日、製薬と医療機器の関係団体から意見を聴取した。
医療機器の4業界団体は11日に開かれた中医協の費用対効果評価、薬価、保険医療材料の3専門部会の合同部会で、費用対効果評価の制度化に向け、「経済性評価」として補正加算の新たな要件に加えるよう提案した。
22日投開票の衆院選に、立憲民主党から比例近畿で立候補した奈良県医師会の塩見俊次前会長は、本紙の取材に対し「ここ数年間で医療が様変わりする方向で進んでいるが、私は決していい流れだとは思わない。これまで県医師会の役員として医療崩壊を防ぐために取り組んできたが、医師会活動だけでは思うようにいかない。直接、政治の場に出て、医療崩壊の危機を訴えたい」と決意を語った。
10日公示の衆院選で、東京都医師会理事や全日本病院協会副会長を務める安藤高朗・医療法人社団永生会理事長が、自民党から比例東京で立候補した。
【比例中国、10日午後5時、JR広島駅前】安倍総理は消費税の使い道を変えると述べた。どちらかというと高齢者中心であったものを現役世代や若い方に、幼児教育・高等教育の無償化に回したいと。公明党はもとより、そう主張してきた。
【三重1区、10日午前9時20分、JR津駅前】よく分からない選挙になった。野党第1党、本来ならば政権を互いに競い合うはずの政党が急に事実上消滅した。
第48回衆院選が10日公示され、22日の投開票に向けた選挙戦がスタートした。2019年10月に予定されている消費税率10%への引き上げを巡って各党が異なる主張を展開しており、医療・介護関係者にとって消費増税が大きな焦点となる。
厚生労働省は「科学的介護」の実現に向け、方法論の確立や普及に関する検討を進める「科学的裏付けに基づく介護に係る検討会」の初会合を12日に開く。遅くとも年度内には、報告書を取りまとめる見通し。
奈良県医師会の塩見俊次前会長(日本医師会理事)ら奈良県医の役員経験者8人が、勉強会「明日の医療を語る会」を立ち上げた。
日本医師会の横倉義武会長、日本歯科医師会の堀憲郎会長、日本薬剤師会の山本信夫会長の「三師会長」によるパネルディスカッション「2025年の地域包括ケアシステム構築に向けた連携について」が9日、東京都内で開かれた第50回日本薬剤師会学術大会で行われ、三会長とも多職種連携を進めていく上で「顔の見える関係づくり」が欠かせないとの考えを示した。
経済財政諮問会議の経済・財政一体改革推進委員会の下に置かれた社会保障ワーキンググループ(WG、主査=榊原定征・経団連会長)は6日、約5カ月ぶりに会合を開き、年末の予算編成や、経済・財政再生計画改革工程表のリニューアルを視野に入れた議論を開始した。
日本専門医機構は6日の理事会後の記者会見で、総合診療専門研修プログラムの二次審査通過が367基幹施設(プログラム)となったことを発表した。松原謙二副理事長(日本医師会副会長)と山下英俊副理事長(山形大医学部長)が説明した。吉村博邦理事長は体調不良で欠席した。
厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(分科会長=倉根一郎・国立感染症研究所長)は6日、昨年度発生した予防接種関連のミス6602件について報告を受けた。
増加する外国人患者の受け入れ体制を拡充しようと、石川県医師会(近藤邦夫会長)は県と連携しながら10月から「電話医療通訳実証事業」をスタートさせた。
世界医師会(WMA)のシカゴ総会が、現地時間の10月11日から14日まで米国で開かれる。13日には会長就任式が行われ、日本医師会長の横倉義武氏がWMA会長に就任する。日本からWMA会長が誕生するのは、故武見太郎氏、故坪井栄孝氏に次いで3人目。
加藤勝信厚生労働相は6日の閣議後会見で、ノバルティスファーマが成功報酬型の治療薬の販売を政府に働き掛けるとした一部報道について、具体的な話は聞いていないとした上で「成功という場合の薬の効果はどう判定するのか」など課題を指摘した。