「 医療制度 」一覧

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医療療養25対1、半数が「医療機能強化」と回答  WAMアンケート

 福祉医療機構(WAM)は5日、「療養病床の今後の方向」に関するアンケート調査の結果を公表した。2017年度末に廃止予定の療養病棟入院基本料2(25対1)を届け出ている病院のうち、50.0%が療養病棟入院基本料1(20対1)や一般病床(13対1、15対1など)、地域包括ケア病床などに転換するといった医療機能の強化の意向を持つ実態が示された。

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介護医療院、一部転換では既存名称をそのまま使用可  医療部会

 厚生労働省は5日の社会保障審議会・医療部会に、医療機関から介護医療院に転換する場合の名称表示の考え方を示し、おおむね理解を得た。一部転換の場合(外来機能のみを残す場合も含む)、医療機関と介護医療院の区分を可能な限り明確にすることを前提に、必ずしも看板で「介護医療院」を明示する必要はなく、フロアマップなどの館内表示でもよしとする。

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改定の基本方針、「物から人へ」「財源論」など求める声  医療部会

 厚生労働省の社会保障審議会・医療部会は5日、前回に引き続き、2018年度診療報酬改定の基本方針策定に向け議論した。猪口雄二委員(全日本病院協会長)は、医療現場に若い人材を確保するため「診療報酬改定の評価を、物から人へ変える視点を入れるべき」と主張。中川俊男委員(日本医師会副会長)は、基本方針の中で、より「財源」に言及する必要性を述べて「消費税率を引き上げた年でなくとも、消費税増税財源のうちの充実分を改定財源に充てられるようにすべき」と訴えた。

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紹介状なし外来定額負担、対象病院の拡大を  医療保険部会、日医「200床以上に」

 社会保障審議会・医療保険部会(部会長=遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所長)は4日、経済・財政再生計画改革工程表の一つの課題である外来時の負担等をテーマに議論した。2016年度診療報酬改定で特定機能病院と一般病床500床以上の地域医療支援病院を対象に導入された紹介状なし患者からの初診・再診での定額負担徴収を巡り、支払い側の白川修二委員(健保連副会長)が対象病院を拡大する方向での検討を求めた

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社会保障費5000億円増への検討課題に「診療報酬・薬価改定」  財政審

 財務省は4日の財政制度等審議会・財政制度分科会に示した資料で、2018年度社会保障関係予算の伸びを前年度比5000億円増に収めるための検討課題として▽診療報酬・薬価改定▽薬価制度抜本改革▽介護・障害報酬改定▽生活保護・生活困窮者自立支援制度見直し▽児童手当特例給付見直し▽企業主導型保育の拡充―を挙げた。

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ウェブ広告規制の検討開始、「ビフォーアフター」掲載に賛否  厚労省

 今年の通常国会で成立した医療法等改正案に盛り込まれた「医療に関する広告規制の見直し」の施行に向け、厚生労働省は4日の「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」で議論を開始した。厚労省は、▽新たに規制対象となる広告▽広告禁止事項▽広告可能事項の限定解除の範囲―に分け、それぞれ複数の論点と対応方針案を提示。初回の議論では、術前術後の写真など、いわゆる「ビフォーアフター」の掲載を巡って多くの意見が出た。

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「人生100年時代」の設計、医療面から考える必要性に言及  日医・横倉会長

 日本医師会の横倉義武会長は4日、日医と厚生労働省が共催する「第61回社会保険指導者講習会」の開会に当たり挨拶し、かかりつけ医を中心としたまちづくりに向けて必要な視点として「『人生100年時代』をいかに設計していくか、医療面から考えること」を挙げた。

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「病院総合医」の育成プログラム、10日から募集開始  日病、研修は来年4月から

 日本病院会は3日の定例会見で、日病認定「病院総合医」育成事業の育成プログラム(PG)の募集を10日から開始すると発表した。期間は11月10日までで、来年2月にも「病院総合専修医」として登録し、4月から研修を始める。相澤孝夫会長と末永裕之副会長が、プログラム基準など事業概要を説明した。病院総合医の育成は、全日本病院協会、地域医療機能推進機構でもそれぞれ独自に検討を進めている。

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「三師会」は政権与党を支持  衆院選

 衆院選(10日公示、22日投開票)に向け、三師会が政権与党を支持する方針を相次いで表明した。今回の衆院選では、東京都の小池百合子知事が代表を務める「希望の党」の動向が注目を集めるが、今のところ3団体には浮き足立った様子はない。

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持分なしへの移行促進で、手引きを年内改訂へ  医政局・支援課

 持分なし医療法人への移行を促進するため、認定を受けた医療法人に贈与税がかからないことを明確化するなどの制度改正が1日に始まったことを受け、厚生労働省医政局医療経営支援課は、既存の「持分なし医療法人への移行に関する手引書」を年内にも改訂する方針だ。

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総合診療PGの一次審査基準「決定経緯の説明を」  全日病・神野副会長

 全日本病院協会の神野正博副会長(日本専門医機構理事)は、今月2日付で四病院団体協議会が日本専門医機構に提出した総合診療専門研修プログラム(PG)の一次審査基準に関する意見書の趣旨について本紙取材に応じた。同基準については「決定プロセスが不明確な上、今後の研修体制に大きな影響を与える」とし、四病協として専門医機構に説明と改善努力を求めていく考えを示した。