消費税増収分「社会保障の安定に大きく寄与」 社会保障改革推進会議
政府の社会保障制度改革推進会議(議長=清家篤・慶應義塾学事顧問)は22日、社会保障改革プログラム法に基づく対応の進捗状況について、厚生労働省などにヒアリングした。内閣官房社会保障改革担当室は、近年の国・地方の社会保障4経費(医療、介護、年金、少子化)について、財源の半分程度を消費税税収が占めていることを資料で提示。消費税8%引き上げに伴う増収分が「社会保障の安定に大きく寄与」していると報告した。
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政府の社会保障制度改革推進会議(議長=清家篤・慶應義塾学事顧問)は22日、社会保障改革プログラム法に基づく対応の進捗状況について、厚生労働省などにヒアリングした。内閣官房社会保障改革担当室は、近年の国・地方の社会保障4経費(医療、介護、年金、少子化)について、財源の半分程度を消費税税収が占めていることを資料で提示。消費税8%引き上げに伴う増収分が「社会保障の安定に大きく寄与」していると報告した。
全国自治体病院協議会(全自病)の邉見公雄会長らは22日の定例会見で、医師の働き方の実態を把握するためのアンケート調査を実施する方針を示した。
厚生労働省は22日の「地域医療構想に関するワーキンググループ(WG)」に、慢性期病床に関する今後の議論の進め方として、毎年6月単月ではなく、1年間を通じて入退院患者に関する情報の報告を求める考えを示した。
厚生労働省は21日、社会保障審議会の介護保険部会(部会長=遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所長)に市町村や都道府県が作成する第7期介護保険事業(支援)計画の基本指針案を示し、意見を聴取した。
中医協・入院医療等の調査・評価分科会(分科会長=武藤正樹・国際医療福祉大大学院教授)は21日、2018年度診療報酬改定に向け、急性期医療における評価指標の在り方の議論を開始した。厚生労働省は、急性期の評価軸に関する考え方を整理した「評価指標に係る基本的な考え方(案)」を提示。神野正博委員(全日本病院協会副会長)らは、重症度、医療・看護必要度を中心に入院医療を評価することの限界を指摘した上で、新たな評価指標を議論することが必要と主張した。
四病院団体協議会は21日の総合部会で、人生の最終段階における医療の在り方を議論する委員会を新設することを決めた。会合後の記者会見で、幹事団体を務める日本医療法人協会の加納繁照会長が明らかにした。
21日の中医協・入院医療等の調査・評価分科会では、入退院支援についても議論した。入院早期から退院に向けた支援を実施する重要性では意見が一致した一方、退院に当たっては医療機関だけで解決することが難しい課題も多く、介護を含めた地域包括ケアシステムで対応することが重要との意見が多かった。
厚生労働省は21日の中医協・入院医療等の調査・評価分科会に、一般病棟7対1入院基本料の届け出数が今年4月時点で35万4100床となり、昨年4月の改定時の36万6000床と比べて1万1900床減少していることを報告した。改定前の15年10月時点は36万9700床で、それ以降はわずかながらも減少傾向が続いている。
日本医師会は、中川俊男副会長と松原謙二副会長の後任の中医協診療側委員として、今村聡副会長と松本吉郎常任理事の2人を提案する方針を固め、厚生労働省との最終調整に入った。両氏とも7月に交代する方向。中川、松原両副会長の中医協委員の任期は10月29日まで残っているが、2018年度診療報酬・介護報酬同時改定が控えるため前倒しで入れ替える。
自民党議員による「医師偏在是正に関する研究会」(呼び掛け人代表=河村建夫元内閣官房長官)は20日、厚生労働省から15日の「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」の資料について説明を受けた。
塩崎恭久厚生労働相は20日、社会保険診療報酬支払基金の視察後に記者団の取材に応じ、厚生労働省と支払基金が協議して作成している「支払基金業務効率化計画・工程表」と「ビッグデータ活用推進計画・工程表」について、今月末までに公表する考えを示した。
厚生労働省は20日、2015年度の介護保険事業状況報告(年報)を公表した。介護給付費(利用者負担を除く)は9兆976億円だった。
全日本病院協会は猪口新執行部の発足に伴い、医療政策全般についての課題や論点を整理するためのタスクフォース(TF)を新たに立ち上げる。現在の総務・財務委員会内に、正副会長を含めた約10人のメンバーでTFを編成し、医療政策全般について議論するための情報収集や論点整理などを一元的に行う体制を敷く。
厚生労働省が2017年度中に7施設程度を選定する「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)」(ゲノム拠点)は、国立がん研究センター中央病院などの臨床研究中核病院が有力候補となっている。ゲノム拠点の具体的な認定要件については「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」で議論する方向で、21日にも検討に着手する。厚生労働省健康局が本紙取材に応えた。
国立大学附属病院長会議は19日の会見で、消費税の補填不足額が過去3年間で514億円に上っているとの試算を発表した。山本修一常置委員長(千葉大病院長)は「この状況では、引き上げを1年、2年、もっと先まで伸ばされると深刻な事態を招きかねない」と述べた。
国立大学附属病院長会議の山本修一常置委員長(千葉大病院長)は19日の会見で、大学病院での医師の働き方について「新たな裁量労働制の導入など、労務管理の具体的な在り方について今後、大学病院で検討して発信していくことが必要だ」と述べた。17、18日に開かれた同会議の総会で意見がまとまった。
神奈川県医師会は17日、定例代議員会で役員改選を行い、選挙の結果、菊岡正和氏(71)が新会長に就任した。菊岡氏は日本大医学部卒。これまで神奈川県医の副会長などを務めてきた。
厚生労働省は26日に、医道審議会保健師助産師看護師分科会の「看護師特定行為・研修部会」を開き、看護師の特定行為研修制度の運用見直しに向けた議論に着手する。当日は、今後の議論の進め方も含めて検討される見通しだ。
国立大学附属病院長会議の山本修一常置委員長(千葉大病院長)は17日、本紙の取材に応え、地域医療構想について国立大学病院での概念の共有化を早急に進める方針を明らかにした。
厚生労働省医政局の佐々木健地域医療計画課長は17日、全日本病院協会の支部長・副支部長会で講演し、地域医療構想調整会議で公立病院、公的病院の医療機能を十分議論するよう求めた。
日医総研はこのほど「在宅医療の地域差について―診療所調査結果から」と題したワーキングペーパー(WP)を公表した。在宅医療を実施する上で「24時間の往診体制をとること」については、東北や中部で負担感が強い傾向が見られた。