「 医療制度 」一覧

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消費税増収分「社会保障の安定に大きく寄与」  社会保障改革推進会議

 政府の社会保障制度改革推進会議(議長=清家篤・慶應義塾学事顧問)は22日、社会保障改革プログラム法に基づく対応の進捗状況について、厚生労働省などにヒアリングした。内閣官房社会保障改革担当室は、近年の国・地方の社会保障4経費(医療、介護、年金、少子化)について、財源の半分程度を消費税税収が占めていることを資料で提示。消費税8%引き上げに伴う増収分が「社会保障の安定に大きく寄与」していると報告した。

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急性期の「評価指標」の在り方で議論開始  入院分科会、論点も提示

 中医協・入院医療等の調査・評価分科会(分科会長=武藤正樹・国際医療福祉大大学院教授)は21日、2018年度診療報酬改定に向け、急性期医療における評価指標の在り方の議論を開始した。厚生労働省は、急性期の評価軸に関する考え方を整理した「評価指標に係る基本的な考え方(案)」を提示。神野正博委員(全日本病院協会副会長)らは、重症度、医療・看護必要度を中心に入院医療を評価することの限界を指摘した上で、新たな評価指標を議論することが必要と主張した。

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退院への課題、地域包括ケアシステムで対応を  入院分科会

 21日の中医協・入院医療等の調査・評価分科会では、入退院支援についても議論した。入院早期から退院に向けた支援を実施する重要性では意見が一致した一方、退院に当たっては医療機関だけで解決することが難しい課題も多く、介護を含めた地域包括ケアシステムで対応することが重要との意見が多かった。

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7対1、改定後1年で1万1900床減  今年4月で35万4100床、入院分科会

 厚生労働省は21日の中医協・入院医療等の調査・評価分科会に、一般病棟7対1入院基本料の届け出数が今年4月時点で35万4100床となり、昨年4月の改定時の36万6000床と比べて1万1900床減少していることを報告した。改定前の15年10月時点は36万9700床で、それ以降はわずかながらも減少傾向が続いている。

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中医協人事、今村聡副会長と松本吉郎常任理事を提案  日医

 日本医師会は、中川俊男副会長と松原謙二副会長の後任の中医協診療側委員として、今村聡副会長と松本吉郎常任理事の2人を提案する方針を固め、厚生労働省との最終調整に入った。両氏とも7月に交代する方向。中川、松原両副会長の中医協委員の任期は10月29日まで残っているが、2018年度診療報酬・介護報酬同時改定が控えるため前倒しで入れ替える。

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医療政策全般での課題整理、情報共有の場を新設  全日病

 全日本病院協会は猪口新執行部の発足に伴い、医療政策全般についての課題や論点を整理するためのタスクフォース(TF)を新たに立ち上げる。現在の総務・財務委員会内に、正副会長を含めた約10人のメンバーでTFを編成し、医療政策全般について議論するための情報収集や論点整理などを一元的に行う体制を敷く。

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がんゲノム医療拠点、臨床研究中核病院が有力  21日にも議論開始

 厚生労働省が2017年度中に7施設程度を選定する「がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)」(ゲノム拠点)は、国立がん研究センター中央病院などの臨床研究中核病院が有力候補となっている。ゲノム拠点の具体的な認定要件については「がん診療提供体制のあり方に関する検討会」で議論する方向で、21日にも検討に着手する。厚生労働省健康局が本紙取材に応えた。

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大学病院の医師の働き方「新たな裁量労働制を検討」  国大病院長会議

 国立大学附属病院長会議の山本修一常置委員長(千葉大病院長)は19日の会見で、大学病院での医師の働き方について「新たな裁量労働制の導入など、労務管理の具体的な在り方について今後、大学病院で検討して発信していくことが必要だ」と述べた。17、18日に開かれた同会議の総会で意見がまとまった。