「 医療制度 」一覧

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新専門医制度、都道府県協議会の「役割と責任の明確化を」  日医・今村副会長

 日本医師会の今村聡副会長は来年4月の開始を目指して日本専門医機構で検討が進んでいる新専門医制度について、本紙の取材に応えた。地域医療に配慮した仕組みとするためには各都道府県の役割を明らかにし、具体的には都道府県協議会の「役割と責任」を明確にすることが喫緊の課題と強調した。

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粒子線治療、適切な試験計画なら引き続き先進医療Bで  先進医療会議

 厚生労働省の先進医療会議(座長=宮坂信之・東京医科歯科大名誉教授)は8日、先進医療技術審査部会で「先進医療Bとして実施する場合は比較試験を要求すべきではないか」などの指摘があった粒子線治療について、ランダム化比較試験として計画されていなくとも、適切なデザインの試験計画が作成されていれば引き続き先進医療Bとして実施することを了承した。

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2025年の医療AI関連市場、4倍の150億円に  富士経済予測

 富士経済は8日、医療分野におけるAI関連の国内市場が2016年の37億円から、2025年には約4.1倍の150億円に拡大するとの予測を発表した。今後、システム用途の拡大や精度の向上が進み、AIによる診断支援システムや類似症例検索システムなどが診療報酬の対象になると予想し「市場の活性化が期待される」とした。

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認定匿名加工医療情報作成事業者に名乗りへ  次世代医療基盤法成立で日医

 日本医師会は、今国会で成立した次世代医療基盤法(医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報に関する法律)で規定された「認定匿名加工医療情報作成事業者」(認定事業者)に名乗りを上げる。認定事業者は、患者のカルテ情報や検査結果といった医療情報を匿名加工して研究機関などに提供する役割を担うが、医療情報は極めて機微性の高い個人情報に当たる。

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公認心理師カリキュラム、大学院は医療機関での実習が必須  検討会報告書

 厚生労働省の「公認心理師カリキュラム等検討会」(座長=北村聖・国際医療福祉大医学部長)は8日までに、到達目標や履修科目などを盛り込んだ報告書をまとめた。実習は保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の5分野の施設で可能としたが、大学院では医療機関での実習を必須とした。

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「骨太2017」、参照価格制度の記述を削除へ  政府が調整

 政府は9日の閣議決定に向けて内容を調整している「骨太の方針2017」について、与党の意見を踏まえて、いわゆる参照価格制度に関する記述を削除することを決めた。医療職の「タスクシフティング」「タスクシェアリング」については、十分な議論の上で推進する方針とし、日本語の説明を付け加える。

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日看協、新会長に福井トシ子氏

 日本看護協会は7日の通常総会で、福井トシ子常任理事を新会長に選任した。得票数は737票(投票総数=745票)。会長職は1期2年、最長で3期6年まで。同日付で坂本すが会長は退任した。定数3人のうち、2人が改選となる副会長には秋山智弥氏(クリニカルラダー推進委員会委員長)と齋藤訓子常任理事が選ばれた。

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退院支援に向けた患者・家族との面談、時間外対応に報酬を  入院分科会

 7日の中医協・入院医療等の調査・評価分科会では、退院支援についての調査結果も報告された。退院支援で困難を感じる点を聞いた質問では「患者・家族と面会日等を調整することが難しい」などの回答が多く、委員からはITの活用や、時間外対応をした場合の報酬上の評価などを求める意見があった。

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働き方改革、「産業医の関与強化を」  厚労省・審議会が建議

 厚生労働省の労働政策審議会は報告書「働き方改革実行計画を踏まえた今後の産業医・産業保健機能の強化について」をまとめ、6日付で塩崎恭久厚生労働相に建議を行った。長時間労働者への就業上の措置に対して、産業医がより的確に関与するための方策を提言している。