7対1の医療・看護必要度の平均28.8%、30%超え3割弱 入院分科会で速報
厚生労働省は7日の中医協入院医療等の調査・評価分科会に、2018年度診療報酬改定に向けた入院医療等に関する16年度調査結果の速報概要を報告した。16年度改定では重症度、医療・看護必要度で手術等の医学的状況の項目追加などが行われ、7対1病棟の該当患者割合25%の基準が設定されたが、16年8~10月の該当患者割合は平均28.8%だった。
ヘルスケアに関する最新情報を提供します!
厚生労働省は7日の中医協入院医療等の調査・評価分科会に、2018年度診療報酬改定に向けた入院医療等に関する16年度調査結果の速報概要を報告した。16年度改定では重症度、医療・看護必要度で手術等の医学的状況の項目追加などが行われ、7対1病棟の該当患者割合25%の基準が設定されたが、16年8~10月の該当患者割合は平均28.8%だった。
自民党の「政調全体会議・経済構造改革に関する特命委員会合同会議」は6日午後、▽骨太の方針2017素案▽未来投資戦略2017案▽規制改革実施計画案―について議論した。
厚生労働省と自民党で膠着状態が続いてきた受動喫煙防止対策を盛り込む健康増進法改正案は6日、事実上、今国会に提出できない状況になった。
中医協の支払い側委員に就任した間宮清氏(連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)は本紙の取材に応じ、今後の中医協の議論に対して「本当に患者の視点に立っているのか、患者の利益になっているのか、いったん立ち止まって考えてもらいたいという思いを伝えたい」と意欲を示した。
塩崎恭久厚生労働相は6日の参院厚生労働委員会で、特定機能病院の承認を定期的な更新制にするべきではないかという質問に対し「大事な論点」とした上で、昨年行った承認要件の見直しと今回の医療法改正の効果を含め「今後、検討すべき課題」と答えた。
日本病院会の相澤孝夫会長(社会医療法人財団慈泉会相澤病院最高経営責任者)は、本紙の取材に応じ、医師の働き方に関する検討を進めるに当たっては、病院が提供する医療の在り方について「一度止まって本質的な議論を行うべき」との考えを示した。
塩崎恭久厚生労働相は6日の閣議後会見で、受動喫煙防止対策を盛り込む健康増進法改正案について「引き続き、自民党側にご検討をお願いしている段階」と述べ、今国会での法案提出に向けて努力する姿勢をあらためて示した。
「骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)2017」の9日の閣議決定に向け、与党での議論が5日から本格的に始まった。政府は与党との事前調整なども踏まえ、2日の経済財政諮問会議で示した骨太素案を一部修正して与党に示す。
厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」(座長=大内憲明・東北大名誉教授)は5日、高濃度乳房の検査法や判定基準の検討、実態調査を研究班などで実施する方向で一致した。将来的に乳房の構成(高濃度や脂肪性など)が受診者に通知される可能性がある。
厚生労働省の蒲原基道老健局長は5日、医療・福祉フォーラムで講演し、このほど公布された改正介護保険法に盛り込まれた「地域共生社会」について、「高齢者も障害者も、支えられながらも支える側の活動もする」との考え方が大事だと述べた。
日本医療情報学会春季学術大会が3日まで、福井市で開かれた。講演した日本医師会の石川広己常任理事は、医療介護の情報連携で有用なソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)について、オープンな(公開型の)SNSではなく、クローズドSNSを利用すべきだと指摘した。
3日の日本医療情報学会春季学術大会では、山本隆一・医療情報システム開発センター理事長が4月に成立した次世代医療基盤法でのオプトアウトの在り方について説明した。
済生会熊本病院は2016年度診療報酬改定直後で約2億円の収入ダウンだったが、1年間でほぼ回復基調に乗せた。
日本専門医機構(吉村博邦理事長)は2日の理事会で、専門医制度新整備指針の修正案を全会一致で了承した。今月12日に開催予定の厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」(厚労省検討会)に報告した後、ホームページで公開する。理事会では、専門医制度新整備指針「運用細則」の修正案も提案されたが了承は得られず、引き続き議論することになった。運用細則修正案も了承され次第、厚労省検討会に報告される見込みだ。
日本専門医機構は2日の理事会で、総合診療専門医に関する専門医整備基準を了承した。5月の理事会でおおむね了承していた素案に一部修正を加え、小児科と救急の研修は一定条件の下、カリキュラム制を容認する。
政府の経済財政諮問会議(議長=安倍晋三首相)は2日、「骨太の方針2017」の素案について議論した。素案では「エビデンスに基づく費用対効果評価を反映した薬価体系を構築する。
全国医学部長病院長会議は2日に開かれた地域医療構想ワーキンググループで、地域医療構想で大学病院本院の位置付けを明確にすることなどを要望した。
厚生労働省の地域医療構想に関するワーキンググループ(WG)は2日、今年10月に実施する2017年度病床機能報告制度から「構造設備・人員配置等に関する項目」を追加、見直すことを了承した。
社会保障審議会・介護給付費分科会の介護事業経営調査委員会(委員長=田中滋・慶応大名誉教授)は2日、2017年度介護従事者処遇状況等調査の実施案をおおむね了承した。
厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会・地域医療構想に関するワーキンググループ」(座長=尾形裕也・東京大政策ビジョン研究センター特任教授)は2日、病床機能報告に当たって選択する医療機能の考え方の整理案を了承した。看護配置ごとに選択する機能を示した。
日本医師会常任理事で日本専門医機構理事も務める羽鳥裕氏は1日、埼玉県医師会勤務医部会講演会で、新専門医制度における都道府県協議会を充実させたい考えを示した。