「 医療制度 」一覧

NO IMAGE

社会保障費の伸び「5000億円を守ればいいわけではない」  財政審の議論で

 20日の財政制度等審議会・財政制度分科会終了後、議事を進行した土居丈朗委員(慶応大教授)が会見し、議論の概要を説明した。委員からは、社会保障関係費について「(経済・財政再生計画の)“目安”の5000億円の自然増を守ればそれでいいということではない」として、もっと増加額を抑えることも必要ではないかと主張する声が出たという。

NO IMAGE

医師偏在対策、5月から集中的に議論へ  医師需給合同会議、法改正も視野

 厚生労働省は20日に開いた「医療従事者の需給に関する検討会」と「医師需給分科会」の合同会議に、5月以降の同分科会で具体的な医師偏在対策を集中的に議論する方針を示した。運用変更などで早期に実行可能な対策は、2018年度からの第7次医療計画に都道府県が反映できるように検討を急ぐ考えで、夏にも何らかの対策が打ち出される可能性がある。法改正が必要な項目は今後の法案提出も視野に入れる。

NO IMAGE

費用対効果評価の幅広い活用「中医協で考えたい」  塩崎厚労相

 塩崎恭久厚生労働相は20日の参院厚生労働委員会で、医師の手技への導入など幅広く費用対効果評価を活用することへの見解を問われ、医薬品の新規収載の可否に費用対効果評価を活用することに慎重意見があるとした上で「国民皆保険の持続性を考慮し、関係者の意見を伺いながら、中医協でどういう形で費用対効果評価の活用の仕方があるのか考えていきたい」と述べた。

NO IMAGE

塩崎厚労相、20日に参院で資料修正を説明へ  精神保健福祉法改正案

 塩崎恭久厚生労働相は20日の参院厚生労働委員会で、精神保健福祉法改正案の概要資料を修正した理由などについて、あらためて委員に説明する予定だ。13日の委員会では、法案審議中の突然の資料修正を受け、野党から批判が続出。厚生労働省が与野党議員に説明に回る中、18日の委員会開催は見送られた経緯がある。

NO IMAGE

急性期リハの重要性は一致、維持期の算定要件巡り対立も  医療・介護の意見交換

 2018年度の診療報酬と介護報酬の同時改定に向けた中医協委員と介護給付費分科会の委員による「医療と介護の連携に関する意見交換」は19日、リハビリテーションをテーマに取り上げた。急性期からリハビリに取り組む重要性は委員間で共通認識が得られた一方、18年度に医療保険から介護保険への移行が予定されている維持期リハビリを巡って議論となった。

NO IMAGE

「医師養成の在り方と地域医療」の新検討会、24日に初会合へ  厚労省

 厚生労働省が新たに立ち上げる「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」の初会合が24日に開催される。初会合では冒頭に塩崎恭久厚生労働相が今後の検討を進めるに当たって挨拶するほか、座長の選任、地域医療に求められる専門医制度の在り方について議論を開始する予定だ。

NO IMAGE

女性医師支援センター事業を強化、就業実績増の成果も  日医

 日本医師会が女性医師支援センター事業を強化している。同事業の中核となる「女性医師バンク」に専任コーディネーターを配置することで就業実績の増加につなげるなど、一部で成果が上がり始めている。今後も女性医師バンクの認知度の向上、都道府県医師会との連携強化などに力を注ぎ、就業実績の拡大を目指す。

NO IMAGE

全日病版「総合医」育成事業を開始、キャリアチェンジ支援へ  西澤会長

 全日本病院協会は15日の常任理事会で、病院勤務医のキャリアチェンジを支援する「総合医(仮称)」の育成プログラム(PG)事業を開始する方針を確認した。同協会の西澤寛俊会長が本紙の取材に応えたもので、すでに協会内のプライマリケア委員会を中心に骨子案がまとまっており、早ければ1~2カ月の間にPGが策定される見通しだ。