「 医療制度 」一覧

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2040年度の医療・介護給付費見通し、93兆円前後に  諮問会議で厚労省など

 厚生労働省などは21日の経済財政諮問会議で、2040年を見据えた社会保障の将来見通しを発表した。低成長を見込む経済ベースラインで、地域医療構想や介護保険事業計画などの施策を反映した「計画ベース」の見通しによると、医療・介護給付費は40年度に92.5兆~94.3兆円になると見込んだ。

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全国保健医療情報ネットワーク、事業体が論点  厚労省・伊原審議官

 厚生労働省大臣官房審議官(医療介護連携担当)の伊原和人氏は19日に東京都内で開催された医療ビッグデータに関するシンポジウムで、政府が2020年の構築を目指す全国保健医療情報ネットワークについて、「本当に難しいのは資金を負担し管理運営する事業体をどうするか。これが大きな論点だ」と述べ、医療等分野情報連携基盤検討会で今夏に工程表をまとめる考えを示した。

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地域医療構想、分かりやすい制度への修正求める声多く  全日病・理事会

 全日本病院協会は19日に理事会を開き、今月16日の厚生労働省「地域医療構想に関するワーキンググループ(WG)」の議論などについて報告を受けた。理事会では、現在の医療機能別の病床数と2025年の構想区域全体の将来病床数の必要量について、推計方法の違いなどによる齟齬が埋まらないとの声が強く、地域医療構想全体をより分かりやすい制度に見直すべきとの意見が相次いだ。

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サブスペシャルティ領域、「消化器内視鏡」を認定  専門医機構

 日本専門医機構は18日の理事会で、基本診療領域の2階部分に当たるサブスペシャルティ領域学会として、日本消化器内視鏡学会を承認した。日本臨床腫瘍学会も、次回理事会で承認する見通し。会見した山下英俊副理事長(山形大医学部長)と松原謙二副理事長(日本医師会副会長)は、国民にとっての「分かりやすさ」や「有益性」などを基準に審査したと説明し、すでに申請を受け付けた複数の学会についても審査を進める姿勢を示した。

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医療法・医師法改正案、参院で可決  衆院に送付へ

 医師偏在是正を図る医療法・医師法改正案は18日の参院本会議で、与党などの賛成多数で可決された。「地域医療構想の達成のために、病床削減のより強固な権限を都道府県に与える」などと法案内容に懸念を示す共産党は反対した。法案は先に参院で審議されたため、衆院に送られる。

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財務省は「国民に負担押し付け」、制度改革で医療費削減を  日慢協

 日本慢性期医療協会は17日の定例記者会見で、4月に財務省が示した社会保障に関する今後の方針に対して、批判的な見解を表明した。武久洋三会長は「同意できるところもあるが、全体として国民に負担を押し付けることで医療費を抑制しようとしている」と指摘。

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費用対効果評価、対象品目の分析検証で3WGが始動  厚労省

 厚生労働省は、費用対効果評価の対象品目について専門的な立場から分析し、結果の妥当性などを検討するためのワーキンググループ(WG)を立ち上げた。中医協の費用対効果評価専門部会・費用対効果評価専門組織のWGの位置付けで4月に設置され、すでに3つのWGが始動している。