18年度改定で意見取りまとめへ 自民・医療政策研究会
自民党の中堅・若手の国会議員を中心とする医療政策研究会(会長=武見敬三参院議員)は7日の会合で、2018年度診療報酬改定に向けた意見を22日の次回会合で取りまとめる方針を確認した。意見の取りまとめは、近く公表される医療経済実態調査の結果などを踏まえて行う方向。
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自民党の中堅・若手の国会議員を中心とする医療政策研究会(会長=武見敬三参院議員)は7日の会合で、2018年度診療報酬改定に向けた意見を22日の次回会合で取りまとめる方針を確認した。意見の取りまとめは、近く公表される医療経済実態調査の結果などを踏まえて行う方向。
衆院本会議は2日、厚生労働委員45人を決定し、委員長に元内閣府副大臣の髙鳥修一氏(自民党)を選んだ。理事候補は以下の8人(敬称略)で、次に開かれる厚労委で理事を正式に決める
自民党有志で構成する「医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟」(会長=河村建夫元内閣官房長官)が2日に設立総会を開き、卒後臨床研修で、外科、小児科、産婦人科、精神科を必修科目にすることを盛り込んだ決議案を会長一任で了承した。
自民党の「困窮者対策に関するプロジェクトチーム(PT)」(座長=丸川珠代元五輪担当相)が2日に初会合を開き、生活保護制度の現状を議論した。
特別国会が召集された1日、衆院選で初当選した自民党の國光文乃氏や安藤高朗氏が国会に初登院した。
衆院選の結果は23日に確定した。厚生労働行政に関係が深い主な候補について、本紙がまとめた当落状況は表の通り。与野党ともに、厚労関係のキーパーソンの顔ぶれは大きくは変わらない結果になったが、民進党の分裂がどのような影響を及ぼすかが焦点の一つだ。
【比例中国】公明党前職で党厚生労働部会長の桝屋敬悟氏は、山口市の党山口県本部で当選確実の速報を受け、支援者らと万歳三唱を行った。中国ブロックの名簿順位が2番目の桝屋氏の当確発表は23日午前0時過ぎにずれ込んだ。
第48回衆院選は22日に投開票があり、全国的に自民党の優勢が伝えられる中、厚生労働大臣の加藤勝信氏(自民、岡山5区)をはじめ、厚労行政に関係の深い候補にも次々と当選確実のニュースが流れた。衆院選の最中は、トリプル改定を含めた2018年度予算編成の議論が事実上停滞していたが、政権の基本的枠組みの継続が確実になったことを受け、今後議論が本格化する見通しだ。
【茨城6区】厚生労働省の医系技官出身の国会議員が、新たに誕生する。茨城6区で初当選を確実にした國光文乃氏だ。同区は、衆院議員を12期務めた自民党厚生労働関係議員の大物、丹羽雄哉元厚生相の地盤で、選挙事務所には茨城県医療法人連盟の鈴木邦彦委員長(日本医師会常任理事)も訪れ、開票を見守った。
【東京7区】元厚生労働相で立憲民主党の代表代行を務める長妻昭氏。午後8時過ぎに7期目の当選確実を知らせる開票速報がテレビで流れた瞬間、事務所では支援者から歓声が上がった。直後、事務所に現れた長妻氏は民主党が政権を取った2009年以来のスピード当確に「感無量」と安堵の表情を見せた。
【岡山5区】厚生労働相で自民党前職の加藤勝信氏は午後7時50分ごろ、岡山県笠岡市の事務所に到着すると、駆け付けた支援者一人一人と握手を交わし、開票を待った。午後8時過ぎ、6期目の当選確実を伝える速報が早々に伝えられると、大きな歓声が上がった。
【茨城6区、19日午後1時10分、石岡市】石岡市はいろいろな可能性を秘めている。お祭り、豊かな自然、美しい水田、おいしい果物。一方、地方創生が叫ばれる中、石岡も人口が減っている。皆さん、石岡の町に誰よりも誇りを持っていると思うが、いろいろな問題もある。
【東京7区、17日午後5時20分、東京都品川区の東急不動前駅近く】政治の中で最も重要な2つの価値、かけがえのない人類の英知である立憲主義と民主主義。これをあらためて党名に刻む、そういう党が出てこざるを得ないような時代背景がある
【比例東京、16日午後7時10分、東京都練馬区の西武大泉学園駅前】(安倍政権発足後の)この5年間、私たちは経済の立て直しが大事だと全力で働いてきた。その結果は数字に明らかで、雇用も最低賃金も、そして税収もGDPも大きく劇的に変化した。
【岡山5区、14日午後7時40分、新見市の商工会議所】(日本の)高齢化というのは言い方を変えれば長寿化ということだ。私どもは戦後、医療(の質)を一生懸命高め、衛生面でも努力し、食事の面でも配慮して、さまざまな努力によって世界有数の長寿国になった。
【岡山4区、13日午後7時40分、倉敷市のホテル】厚生労働副大臣、大臣政務官をしていた時、予算編成には苦労した。人口高齢化などの要因で社会保障の予算は増加しているが、そのままでは本当に財政が持たないので、(近年は増加額を)毎年5000億円ぐらいにしている。
【京都3区、14日午後0時50分、京都市の近鉄桃山御陵前駅近く】私は昨年5月に(候補予定者として)京都に来た。本当に皆さまに受け入れていただけるのか(不安もあったが)、それでも大好きな京都で皆さまのお役に立てるよう骨を埋める覚悟で来た。
衆院選で主要各党が示している医療・介護政策を見ると、日本維新の会が混合診療解禁を主張する一方、日本共産党は保険診療拡充を求めるなど、各党の個性が浮かび上がる。
衆院選の立候補届は10日に締め切られ、選挙戦の構図が確定した。本紙がまとめた厚生労働行政に関係が深い主な候補者の一覧は表の通り。自民党の厚労関係候補では女性の挑戦が目に付く。
22日投開票の衆院選に、立憲民主党から比例近畿で立候補した奈良県医師会の塩見俊次前会長は、本紙の取材に対し「ここ数年間で医療が様変わりする方向で進んでいるが、私は決していい流れだとは思わない。これまで県医師会の役員として医療崩壊を防ぐために取り組んできたが、医師会活動だけでは思うようにいかない。直接、政治の場に出て、医療崩壊の危機を訴えたい」と決意を語った。
10日公示の衆院選で、東京都医師会理事や全日本病院協会副会長を務める安藤高朗・医療法人社団永生会理事長が、自民党から比例東京で立候補した。