


【中医協】選定療養導入で調剤倍増 後発品使用促進策調査
厚生労働省が9日の中医協診療報酬改定結果検証部会に示した2024年度の後発医薬品使用促進策の影響を調べた施設調査結果によると、24年10月から長期収載品に選定療養の仕組みが導入された影響により、薬局......

経口中絶薬の緩和、「1~2年で解決を」 産婦人科医会・石渡会長
日本産婦人科医会の石渡勇会長は9日の記者懇談会で、ラインファーマの経口人工妊娠中絶薬「メフィーゴパック」の施設基準を無床診療所に広げる規制緩和について発言。「事務作業のデジタル化や病診連携の安全性確......

【中医協】2成分3品目が薬価収載へ、16日予定 アムジェンのイムデトラなど
中医協総会は9日、アムジェンの抗がん剤「イムデトラ点滴静注用1mg/10mg」(一般名=タルラタマブ〈遺伝子組換え〉)など2成分3品目の薬価収載を了承した。収載予定は16日。 同剤の薬価は、1mg1......



米国関税措置で総合対策本部 厚労省
厚生労働省は9日、伊原和人事務次官を本部長とする「米国の関税措置に関する厚生労働省総合対策本部」を設置した。米国のトランプ政権による関税措置を受け、厚生労働分野への影響の分析など、総合的な対応を図る......

中間年改定「廃止」法案、衆院で採決見送り 維新、賛否を保留
立憲民主党と国民民主党が提出した薬価の中間年改定「廃止」法案と、厚生労働省が提出した医薬品医療機器等法改正案について、衆院厚生労働委員会は9日、採決を見送った。日本維新の会が、中間年改定廃止法案への......

AI医療機器で議員勉強会発足 骨太に向け取りまとめへ
超党派の有志議員による政策勉強会「AI医療機器議員懇話会」が9日に発足し、初会合を開いた。「骨太の方針2025」に向け、AI医療機器のスタートアップ支援について、一定の方向性を取りまとめる構えだ。会......

【中医協】「精神科地域包括ケア病棟入院料」届け出3%弱
中医協・診療報酬改定結果検証部会(部会長=永瀬伸子・大妻女子大データサイエンス学部教授)は9日、2024年度診療報酬改定の結果検証に関する特別調査の一つ、「精神医療等の実施状況調査」の報告書案を了承......

社会保障「給付と負担のバランスが不均衡」 財務省「改革が急務」
財務省の財政制度等審議会・財政制度分科会は9日、政府が夏に決定する「骨太の方針2025」に向けた「春の建議」をまとめるため、議論を始めた。財務省は社会保障制度について、諸外国との比較を示した上で「給......

25年春闘、「ベア・手当なし」が74.6% 医労連調査
日本医療労働組合連合会(医労連)は9日、2025年春闘について、使用者からの1~2次回答の状況(4日時点)を公表した。調査に応じた181組合のうち、ベースアップと手当による賃上げのどちらもなかったと......

【中医協】リフィル処方箋、全体の0.07% 24年7月診療分
厚生労働省は9日の中医協・診療報酬改定結果検証部会(部会長=永瀬伸子・大妻女子大データサイエンス学部教授)で、昨年7月診療分の全処方箋に占めるリフィル処方箋の算定割合が、全体で0.07%だったと報告......

【中医協】 26年度改定へキックオフ、「物価・賃金」を先行議論
中医協総会は9日、2026年度診療報酬改定に向けた議論を開始した。厚生労働省は、検討スケジュールを提案。個別改定項目の議論が本格化する前の春~初夏にかけて、物価高騰・賃金上昇により、従来とは大きく異......

【中医協】城山、伊藤両委員の就任を報告
厚生労働省は9日の中医協総会に、公益委員の城山英明氏(東京大大学院法学政治学研究科教授)と、支払い側委員の伊藤徳宇氏(三重県桑名市長)の就任を報告した。城山氏は今月1日、伊藤氏は5日付で就任した。 ......

医療事故報告、3月は29件 安全調査機構
日本医療安全調査機構は9日、3月の医療事故調査制度の現況報告を公表した。医療事故報告は29件(病院28件、診療所1件)で、制度が始まった2015年10月から累計で3338件になった。院内調査結果報告......

【中医協】7病院がDPC制度から退出
厚生労働省は9日の中医協総会に、4~6月にDPC制度から退出する7病院を報告した。 今後、DPC制度の基準を満たす見込みがなく、地域包括医療病棟への病棟再編を行うためDPC対象病床数が0となる4病院......

【中医協】「Hot AXIOS システム」、急性胆嚢炎治療も保険適用
中医協総会は9日、区分C2(新機能・新技術)の医療機器「Hot AXIOS システム」(ボストン・サイエンティフィックジャパン)について、急性胆嚢炎への保険適用拡大を了承した。保険償還価格は50万2......

[医療提供体制] 25年3月末時点の医療事故報告29件 日本医療安全調査機構
日本医療安全調査機構が9日に公表した「医療事故調査制度の現況報告」(3月末時点)によると、医療事故報告は29件、医療機関別では、病院28件、診療所1件だった<doc19657page1>。診療科別の報告件数は、外科・内科・整形外科/各5件、その他/4件、循環器内科・消化器科/各3件、脳神経外科/2件、心臓血管外科・泌尿器科/各1件<doc19657page2>。 医療事故調査・支援センター(以下、センター)への相談件数は176件(累計1万7,851件)。内訳は、医療機関が8...

[医療提供体制] 後発医薬品の供給「悪化した」病院の6割超 中医協
厚生労働省は9日、後発医薬品の供給体制が1年前から悪化した病院が63.3%を占めたとする調査結果を中央社会保険医療協議会・診療報酬改定結果検証部会に報告した。医科診療所でも「悪化した」が53.4%と5割を超えた<doc19466page16>。 調査は、2024年度診療報酬改定で行われた後発医薬品の使用促進策の影響を明らかにするため、1月6日-20日に実施。病院229施設、医科診療所339施設、薬局610施設などのほか、患者は郵送による調査に729人、インターネットの調査には1,000...

[診療報酬] リフィル処方箋、過半数の診療所に発行実績 病院は4割
症状が安定している患者に対して一定期間内に繰り返し使用できる「リフィル処方箋」を1月時点で発行した実績が278診療所の53.6%、249病院の40.6%にあることが、厚生労働省が9日公表した調査報告書案で分かった<doc19463page13>。一方、患者や医師への制度の周知不足などが依然として課題となっていることも明らかになった。 中央社会保険医療協議会・診療報酬改定結果検証部会に厚労省が示した報告書案によると、リフィル処方箋や28日以上の長期処方に対応できることの院内掲示は、リフィ...