[医療提供体制] 電子処方箋の導入率18.9%、10日現在 病院は2.7%
厚生労働省によると、医療機関や薬局全体での電子処方箋の導入率は11月10日現在18.9%で、10月20日の17.4%から1.5ポイント上昇した。 医療機関のうち病院の導入率は2.7%で、10月20日の2.3%からプラス0.4ポイントにとどまった。ほかは医科診療所の導入率が7.0%(10月20日からプラス1.0ポイント)、歯科診療所は0.8%(プラス0.3ポイント)。これに対し、薬局は55.6%(プラス3.6ポイント)と突出している。 厚労省によると10日現在、マイナ保険証の利用に対応できる7,98...
【感染症ニュース】溶連菌感染症5歳37.5℃の発熱・倦怠感 全国定点報告数1.94 医師「冬のピークに向け増加」(感染症・予防接種ナビ)
国立感染症研究所の2024年第43週(10/21-27)速報データによると、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の全国の定点当たり報告数は1.94。冬の流行のピークに向けて増加傾向にあります。都...
科学的根拠
先日、新型コロナウイルスワクチン「コスタイベ」を接種した人の入店お断りを掲げた店舗の案内を見た。「接種済みの人による周囲への感染リスク」から利用客、従業員を遠ざけるためだという。 それから程なく、知......
政策決定の議論に影響も? 衆院選で厚労関係議員減の自民
10月27日に投開票された衆院選。与党にとっては過半数を割り込む厳しい結果となった。自民党では議席を失った厚生労働関係議員も多く、厚労政策を担う人材の減少を懸念する声が出ている。政策の決定に向けた党......
病床削減の医療機関を支援、経営状況の急変に対応 経済対策で厚労省
政府が11月中の取りまとめを目指す総合経済対策で、厚生労働省は経営状況の急激な変化に直面している医療機関への緊急的な支援策を盛り込む方向で検討している。コロナ後の環境変化に対応するため、早急に病床削......
2次救急での「高齢者救急」と「急性期拠点」、複数報告可 構想検討会
厚生労働省は8日の「新たな地域医療構想等に関する検討会」で、救急医療を俎上に載せた。2次救急医療施設における救急医療への対応状況はさまざまで、「高齢者救急等機能」を報告する医療機関と、「急性期拠点機......
「高齢者救急等機能」など5つの医療機関機能を提示 構想検討会
厚生労働省は8日、「新たな地域医療構想等に関する検討会」(座長=遠藤久夫・学習院大学長)に、創設する医療機関機能として「高齢者救急等機能」など5つを改めて示した。構成員から大きな異論は出なかった。 ......
2次医療圏の再編議論、「住民の理解」が重要 日医総研レポート
日医総研は、第8次医療計画の策定時に2次医療圏を唯一再編した秋田県を例に、2次医療圏見直しの合意形成を促進する因子について検討し、8日までにリサーチレポートにまとめた。秋田県では、全国で最も人口減少......
衆院厚労委員長は引き続き与党に
与野党は8日に開いた衆院各派の代表者による協議会で、衆院の各委員長の与野党配分を確認した。厚生労働委員長には引き続き与党の議員が就く。 地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会と内......
インフル「流行入り」、定点1.04に 10月28日~11月3日
厚生労働省は8日、2024年第44週(10月28日~11月3日)のインフルエンザ発生状況を踏まえ、「流行シーズンに入った」と発表した。第44週の全国の定点当たり報告数は1.04で、流行開始の目安とな......
コロナ定点1.57、10週連続減 10月28日~11月3日
厚生労働省は8日、2024年第44週(10月28日~11月3日)の新型コロナウイルス感染症の発生状況を公表した。全国の定点当たり報告数は1.57で、10週連続で減少した。総報告数は7752人で、前週...
〔案内〕保険証廃止後の資格確認で15日にセミナー 厚労省
厚生労働省は15日(金)午後6時から、現行の健康保険証の新規発行停止後の資格確認方法をテーマに、医療機関・薬局向けのセミナーを開く。 マイナ保険証による資格確認ができない場合も含めた資格確認・レセプ......
全社の改革工程、実現できるものから実施を 政府本部で石破首相
政府の全世代型社会保障構築本部(本部長=石破茂首相)は8日、石破政権発足後、初めての会議を開いた。石破首相は、「改革工程」に盛り込まれた項目について、有識者会議の意見を踏まえ、実現できるものから着実......
消化管癌術後のアナモレリン投与、「適」に 先進医療B
厚生労働省の先進医療会議と先進医療技術審査部会の合同会議は7日、上部消化管癌術後の体重減少に対する「アナモレリン塩酸塩経口投与」を、先進医療Bとして「適」とした。 大阪大医学部付属病院から申請があっ......
[社会福祉] 障害者グループホームなど運営する「恵」が事業を一括譲渡
食材料費の過大徴収などが認められ、行政処分を受けた障害者グループホームなどを運営する「恵」が、医療・介護福祉事業の「ビオネスト」(神戸市)に事業を一括譲渡する方針を決めたことを厚生労働省が発表した<doc17554page1>。 障害者グループホームのほか、障害福祉サービス事業所、介護保険サービス事業所など246カ所を全て譲渡する。今後調整を進め、2025年1月末を目途に事業譲渡を完了させる見通し<doc17554page1>。事業の譲渡に当たり、利用者や従業員の雇用はこれ...
[家計調査] 家計調査報告 24年9月分 総務省
総務省は8日、2024年9月分の「家計調査報告」を公表した。詳細は以下の通り。●1世帯当たりの消費支出<doc17642page1> <doc17642page2>▽全体/28万7,963円(前年同月比:名目1.8%増、実質1.1%減)、2カ月連続の実質減少▽保健医療関連/1万4,262円(名目1.1%減、実質2.6%減)、6カ月ぶりの実質減少●勤労者世帯の1世帯当たりの実収入:49万3,942円(名目1.3%増、実質1.6%減)、5カ月ぶりの実質減少<doc1764...
[医療提供体制] 医療機関機能に「4機能プラス1機能」案示す 厚労省
厚生労働省は8日、病院などに新たに報告を求める医療機関機能の名称として、「高齢者救急等機能」など地域ごとの4機能と、「医育および広域診療機能」の1機能とする案を「新たな地域医療構想等に関する検討会」に示した<doc17502page70>。ただ、「高齢者救急等機能」などには名称の分かりにくさを指摘する意見があり、引き続き検討する。 厚労省が同検討会に示した地域ごとの医療機関機能の名称の案は、▽高齢者救急等機能▽在宅医療連携機能▽急性期拠点機能▽専門等機能-で、1つの医療機関が複数の機能...
[医療提供体制] 40歳未満男性医師の診療所勤務、2004-2020年で約4割減
厚生労働省の「新たな地域医療構想等に関する検討会」が8日に開いた会合では、全国の診療所に勤務する40歳未満男性医師が、2004年に比べ2020年には4割近く減少したとする集計結果の報告が構成員からあった。中でも過疎地域では40歳未満だけでなく、12年ごろからは40歳以上の男性医師も減少していた<doc17504page2>。 報告を行った検討会の高橋泰構成員(国際医療福祉大学大学院教授)は、診療所の医師が過疎地などで若手を中心に「想像以上に減っている」と指摘した。 この集計は、高橋構成...
[医療提供体制] 新たな地域医療構想、外来・在宅・介護連携の課題共有へ
厚生労働省は8日、新たな地域医療構想での取り組みとして、地域での外来・在宅・介護連携に関する状況や将来の見込みを整理した上で課題を共有する案を「新たな地域医療構想等に関する検討会」に示した<doc17502page44>。 整理する現状や見込みについては、医師数や診療領域ごとの診療体制のほか、時間外診療や在宅医療、在宅介護の提供、後方支援病床の確保、医療機関と介護施設との平時や緊急時の連携体制の構築の状況などを想定している<doc17502page44>。 厚労省はまた、地...