コロナ・インフルの同時検査キット、OTC化は「難しい」 加藤厚労相
加藤勝信厚生労働相は24日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザを同時に調べる検査キットのOTC化について、「供給量の観点からなかなか難しいと判断している」との見解を示した。佐......
[予算] 23年度以降の社会保障費の財源確保に危機感 日医・松本会長
日本医師会の松本吉郎会長は24日、日本記者クラブで開いた記者会見で、2023年度以降の政府予算の編成で防衛力強化やGX(グリーントランスフォーメーション)推進のための予算を増額させることで、医療など社会保障費の財源確保が難しくなりかねないとの危機感を示した。 松本氏は、所得税や保険料の収入を増やすため、企業の内部留保を給与として還元したり、たばこ税を引き上げて社会保障費の財源にしたりすることも提案した。国の法人企業統計調査によると、企業(金融保険業以外)の内部留保は21年度に516.5兆円に上ると...
[感染症] 次亜塩素酸水の空間噴霧、適正な使用を妨げず 厚労省が事務連絡
厚生労働省は24日、次亜塩素酸水の空間噴霧について全面的に禁止されていると誤解されているケースがあることを想定し、個々の製品の使用に当たって安全性情報や使用上の注意事項などを守って適正に使用することを妨げるものではないことを都道府県などに事務連絡した<doc5739page1>。 一定の濃度以上の次亜塩素酸水は、新型コロナウイルスの消毒に有効とされている。このため、次亜塩素酸水を空間噴霧して使用することについての問い合わせが厚労省に多く寄せられた。 同省や経済産業省などの特設ページには...
[医療提供体制] かかりつけ医機能、11月初旬をめどに提言 日医・松本会長
日本医師会の松本吉郎会長は24日、日本記者クラブで記者会見し、「かかりつけ医機能」を検討するワーキンググループの報告書について、11月初旬をめどに公表する方針を示した。各都道府県が運用する医療機能情報提供制度で「かかりつけ医機能」とされている「日常的な医学管理・重症化予防の実施」など8項目をベースに、それらをブラッシュアップする。 「かかりつけ医」を巡っては、日医と四病院団体協議会が2013年に行った医療提供体制の合同提言の中で、「何でも相談できる上に最新の医療情報に熟知し、必要な時には専門・・・...
[感染症] 検査数減少も新規陽性者数が増加、懸念する状況 感染研
新型コロナウイルス感染症の検査陽性率が上がったことが、国立感染症研究所が24日に公表したサーベイランス週報(第41週、10月10日-10月16日)で分かった。検査数が減少したにもかかわらず、新規陽性者数が増加したため「懸念する状況」との見解を示している<doc5703page1>。 週報によると、全国的には、自治体公表日・HER-SYSの診断日ベースの新規症例報告数については、いずれも微増した<doc5703page1>。 新規届出の中等症以上と重症の症例(診断時)のいずれ...
[健康] 母子健康手帳、「両親」の記載を「保護者」に 厚労省が省令案公表
厚生労働省は24日、母子保健法施行規則の一部を改正する省令案を公表した。母子健康手帳について、家族の多様性を踏まえて「両親」の記載を「保護者」に改める<doc5708page1>。 母子健康手帳を巡っては、「母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会」が取りまとめた中間報告書で「父親や家族が記載する欄を増やす等の工夫をすることが適当」との考えを提示。また、父親や家族という表現については、家族の多様性を踏まえ「適切な範囲で『保護者』という表現に改めることが望ましい」としていた<do...
医薬品保険給付範囲の在り方も議論を 有識者検討会で意見相次ぐ
厚生労働省が21日に開いた「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」では、薬価制度の議論の一環として、医薬品の保険給付範囲の在り方についても議論するように求める意見が相次いだ......
外用貼付剤の議連発足へ、保険給付堅持がテーマに 自民
自民党でパップ剤やテープ剤などの医療用外用貼付剤の課題を集中的に検討する議員連盟が発足する見通しであることが21日、関係者への取材で分かった。医療費適正化策のやり玉に挙がり、これまで処方枚数上限の見......