【中医協】医療の人件費、実調データで「見える化」 委員から懸念も
厚生労働省は5日の中医協総会(会長=小塩隆士・一橋大経済研究所教授)で、2021年度に実施した医療経済実態調査のデータを用いて、職種別の人件費や人件費以外の費用の分析結果を示した。人件費については、......
第8次医療計画へ、二次・三次救急の役割整理 厚労省WGが取りまとめ
厚生労働省の「救急・災害医療提供体制等に関するワーキンググループ」は5日、第8次医療計画に向けて見直しが必要と考えられる事項について、座長一任の形で意見を取りまとめた。厚労省医政局が示した取りまとめ......
月内の総合経済対策で「看護・介護の処遇改善を」 諮問会議で民間議員
政府の経済財政諮問会議は5日、岸田文雄首相が今月末までの取りまとめを指示した総合経済対策を巡って議論した。民間議員は、看護・介護・保育の現場で働く人の処遇改善に向けた取り組みなどを進め、正規・非正規......
4種混合の接種開始、来春にも「生後2カ月」に 厚労省部会
厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会は4日、乳児の百日咳感染を減らすため、百日咳・ジフテリア・破傷風・ポリオの4種混合ワクチンの接種開始時期を「生後3カ月」から「生......
豚の発情をAIで検知するサービスをテスト販売、NTTデータと日本ハムがタッグ(ニュース)
NTTデータと日本ハムは2022年10月5日、養豚農家向けに豚の発情を検知するサービス「PIG LABO Breeding Master」のテスト販売を開始したと発表した。豚舎に設置した複数のカメラから、母豚の種付け適正時期(発情)を人工知能(AI)で検知する。テスト販売を通して、サービスの実効性の確認や改善を実施し、日本ハムが2023年度の本販売を目指す。 同サービスは、カメラで記録した母豚の......
【中医協】医療機器3品目・検査1品目の保険適用を了承
中医協総会は5日、医療機器3品目と臨床検査1品目の保険適用を了承した。 医療機器の区分C1(新機能)の「Niti-S EUS-BD用システム」(センチュリーメディカル)は、超音波内視鏡下胆道ドレナー......
【中医協】次期改定へ、実調を来年6月実施 調査実施小委が始動
中医協総会は5日、2024年度診療報酬改定の基礎資料となる「第24回医療経済実態調査」を23年6月に実施するスケジュール案を了承した。調査実施に向け、今月以降、調査実施小委員会で検討を始めることも確......
【中医協】診療側・茂松委員が就任挨拶、薬価専門部会は長島委員に
5日の中医協総会では、1日付で診療側委員となった茂松茂人委員(日本医師会副会長)が挨拶した。「これまで40年余行ってきた、医療現場を守る立場、国民の命と健康を守る立場、そして国民皆保険を堅持していく......
台風15号、介護報酬などの取り扱いを整理 厚労省
厚生労働省老健局高齢者支援課などは、台風15号の被災地域における介護報酬などの取り扱いを共通事項とサービス種別に整理し、3日付の事務連絡の中で例示した。共通事項では、避難先の市町村が要介護認定事務を......
[社会福祉] 被保護世帯総数は164万2,399世帯 生活保護の被保護者調査
厚生労働省は5日、2022年7月分の「生活保護の被保護者調査(概数)」を公表した。詳細は以下の通り<doc5528page1>。●被保護実人員総数(保護停止中を含む):202万3,635人(前年同月比1万4,781人減・0.7%減)●被保護世帯総数(保護停止中を含む):164万2,399世帯(2,213世帯増・0.1%増)●世帯類型別世帯数(保護停止中を含まない) ▽高齢者世帯/91万730世帯(1,072世帯増・0.1%増) ▽高齢者世帯を除く世帯/72万3,651世帯(1,123世...
[感染症] 「インフルエンザとの鑑別」などを改訂 コロナ診療の手引き
厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、新型コロナウイルス感染症診療の手引き第8.1版に関する事務連絡(5日付)を都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出した。今回の改訂では、「インフルエンザとの鑑別」の項目を更新した<doc5465page11>。 具体的には、世界的にインフルエンザの患者数は減少し、低いレベルにあるとしながらも、南半球のオセアニア、アフリカ南部、南米では「通常のシーズンの時期(主に日本の夏季・現地の冬季)にCOVID-19流行前やそれに近い水準...
[医療機器] 医療機器3品目、臨床検査1件の保険適用を承認 中医協・総会
中央社会保険医療協議会・総会は5日、医療機器3品目と臨床検査1件の保険適用を承認した。また、先進医療合同会議で「適」と判断された先進医療B1件も了承された。詳細は以下の通り。【医療機器】区分C1(新機能)(2022年12月収載予定)●「Niti-S EUS-BD用システム」(センチュリーメディカル)<doc5181page2>▽使用目的:超音波内視鏡下胆道ドレナージにおいて、穿刺した消化管と胆管間のドレナージルートを維持するための吻合部ステント。▽保険償還価格:29万円【医療機器】区分...
[医療提供体制] 病床確保料の10月以降の新たな運用で事務連絡 厚労省
厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染者の受け入れ医療機関に支給する病床確保料の10月以降の新たな運用を整理し、各都道府県に5日付で事務連絡した。それによると、「即応病床」の使用率が2022年10月1日-23年3月31日の182日間に平均で50%を下回り、コロナ拡大前の19年の「診療収益」に比べて22年の収益が1割超増えていれば23年3月までの病床確保料の上限を調整する<doc5410page38>。 また、診療収益は、病院会計準則の「医業収益」に基づき入院・外来診療の収益や差額ベッド...
[医療提供体制] 高齢者受け入れ、二次・三次救急医療機関の役割を明示へ
厚生労働省の「第8次医療計画等に関する検討会」の「救急・災害医療提供体制等に関するワーキンググループ」は、2024年度からの次期医療計画に向けた議論のとりまとめ案をおおむね了承した。高齢者の救急搬送の増加に対応するため、第二次救急医療機関が地域で発生する高齢者救急の初期診療と入院治療の受け入れ先を主に担い、第三次救急医療機関は基本的に重篤な患者に対し高度な専門的医療を提供することなどを次期医療計画に盛り込む<doc5257page1>。近く正式にまとめ、検討会に提出する。 とりまとめ案...
[医薬品] 生後6カ月-4歳用のコロナワクチンを特例承認 厚労省
厚生労働省は5日、米製薬大手ファイザーが申請した生後6カ月-4歳用の新型コロナウイルスワクチンと、従来株に加えてオミクロン株「BA.4-5」にも対応したワクチンを特例承認した<doc5283page1>。 今回承認したのは、「コミナティ筋注6カ月-4歳用」と「コミナティRTU筋注」の2つの新型コロナワクチン<doc5283page1>。 このうち「コミナティ筋注6カ月-4歳用」は初回免疫用で、1回につき0.2mLを計3回、筋肉内に接種する。2回目は通常、1回目から3週間の間...