[医療提供体制] リフィル処方箋、応需実績がある薬局は2割弱 保険薬局協会
日本保険薬局協会に加盟する法人の1万2,000近くの薬局の2割弱が、一定期間内に繰り返し使用できる「リフィル処方箋」を受け付けた実績があるとする調査結果を同協会が公表した。担当者は「4月の制度開始前に想定していたよりも出ている印象がある」と話している。 調査は、5月24日-6月6日に正会員を対象に実施。103社(1万1,881薬局)から回答を得た。回答した法人の店舗数の規模は、「300薬局以上」と「100-299薬局」が共に10社、「20-99薬局」「1-19薬局」はそれぞれ44社、39社だった。...
[医療提供体制] リフィル処方箋、病院より診療所が積極的 保険薬局協会
一定期間内に繰り返し使用できる「リフィル処方箋」を病院よりもクリニックの方が積極的に発行しているようだ。日本保険薬局協会が正会員を対象に実施した調査によると、その処方箋の発行元について「概ねクリニック」と回答した数は病院の12倍。診療科で最も多いのは「内科・消化器内科・循環器内科」だった。 リフィル処方箋の発行元を尋ねたところ、有効回答した90社の半数超の48社が、「概ねクリニック」と回答。一方、「概ね病院」と答えた会員は4社にとどまった。ほかにも5社は、クリニックと病院の割合を2対1程度とす・・...
[医薬品] コミナティとスパイクバックスの使用上の注意改訂 厚労省が指示
厚生労働省は10日、コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2)のコミナティ筋注、同5-11歳用、スパイクバックス筋注について、「使用上の注意」改訂の指示を出した<doc3074page1>。 コロナウイルス修飾ウリジン RNA ワクチン(SARS-CoV-2)接種後にギラン・バレー症候群が報告されているため、「重要な基本的注意」に、その報告を加えた。また、被接種者やその保護者に対し、ギラン・バレー症候群が疑われる症状(四肢遠位から始まる弛緩性麻痺など)が認められた...
[診療報酬] 診療報酬による看護賃上げ、8パターンで試算 厚労省
看護の賃上げにつなげる診療報酬の新たな仕組みの検討に役立てるため、厚生労働省は、実際に点数を作ることを想定し、8パターンのシミュレーションを行った<doc2967page17>。それによると、全部門の看護職員の賃金を引き上げるため、100通りの点数を設定して入院料に上乗せするなど2つのパターンでは賃上げに必要な財源との過不足が少ないことが分かった<doc2967page34>。ただ、このパターンで対応しても財源を賄い切れない病院があり、引き続き対応を検討する<doc2...
[医薬品] コミナティ筋注の副反応疑い報告の死亡事例1,575件に 厚労省
厚生労働省は、10日に開催された厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会と合同開催)で、新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要を報告した。 コミナティ筋注の副反応疑い報告の死亡事例(医療機関・製造販売業者から報告)については、前回の集計対象期間(2021年2月17日-22年4月17日)以降、5月15日までに27件増え、計1,575件となった<doc2991page1>。 専門家の評価結果は、...
[感染症] 咽頭結膜熱など3週連続で増加 国立感染症研究所
国立感染症研究所は10日、「感染症週報 第21週(5月23日-5月29日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り<doc3041page6><doc3041page26>。▽インフルエンザ/0.00(前週0.00)/前週から増加▽RSウイルス感染症/0.20(0.17)/2週連続で増加▽咽頭結膜熱/0.32(0.18)/3週連続で増加▽A群溶血性レンサ球菌咽頭炎/0.30(0.32)/前週から減少▽感染性胃腸炎/5.30(4.94)/3週連...
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 6月13日-6月18日
来週6月13日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。 (新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式や開催日などが変更になる可能性があります)6月13日(月)14:00-16:00 第132回 社会保障審議会 障害者部会6月14日(火)未定 閣議13:00-14:30 革新的医薬品等の創出のための官民対話6月15日(水)10:30-11:00 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小委員会11:00-11:20 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会11:20-...
介護DXに向けた要望をヒアリング 自民・ケアテック議連
自民党のケアテック活用推進議員連盟(丸川珠代会長)は10日、日本ケアテック協会からスマート地域共生社会の実現に向けた介護DXに関する要望を聴取した。丸川会長は会合冒頭、「これから都市部において大変な......
感染症の司令塔機能、首相が検討指示 後藤厚労相
後藤茂之厚生労働相は10日の閣議後会見で、感染症対策を強化するための司令塔機能について、同日の閣議後の面会時に岸田文雄首相から検討して取り組むよう指示があったことを明らかにした。 後藤厚労相は、6月......
リフィル受け付け割合は0.05%「一部薬局に実績集中」 NPhA調査
日本保険薬局協会(NPhA)は9日、「リフィル処方箋応需に関する調査報告書」を公表した。回答したのは103社(1万1881薬局)で、全体のうち受け付け実績がある薬局は17.6%、処方箋の総受け付け回......
【あなたは分かる?】すべての感染症はワクチンで防げる?<感染症クイズ①>(感染症・予防接種ナビ)
◆Q.すべての感染症は、ワクチン接種で予防できる? 【答え】× この問題について、感染症専門医で大阪府済生会中津病院に勤務する安井良則医師に、解説していただきました。 (安井医師)すべての感...
精神保健福祉法改正へ、医療保護入院の期間も焦点 検討会が議論まとめ
厚生労働省の「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」(座長=田辺国昭・国立社会保障・人口問題研究所所長)は9日、昨年10月以降の議論をまとめた。この取りまとめを踏まえ、厚労......
EGFR増幅陽性がんへのネシツムマブ療法を「適」 先進医療合同会議
厚生労働省の先進医療会議と先進医療技術審査部会は9日、合同会議を開き、先進医療Bに振り分けられていた技術について審議し、「EGFR遺伝子増幅陽性切除不能食道・胃・小腸・尿路上皮・乳がんに対するネシツ......