美容医療、「規制強化」求める声も 医療部会で厳しい意見
厚生労働省が30日に開いた社会保障審議・医療部会では、美容医療の現状に対し、委員から厳しい意見が相次いだ。医師需給や公的保険財政への悪影響を指摘する声もあり、規制強化を求める訴えも出た。 加納繁照委......
〔短信〕3施設を新たに認定 人間ドック健診施設機能評価
日本人間ドック・予防医療学会は30日、人間ドック健診施設機能評価で新たに3施設を認定したと発表した。併せて、14施設の認定を更新した。 新たに認定したのは、▽中央みなとクリニック(東京都中央区)▽杏......
オン診、医療法に規定へ 厚労省、社保審部会で方針
厚生労働省は30日の社会保障審議会・医療部会(座長=遠藤久夫・学習院大学長)で、医療法にオンライン診療の総体的な規定を創設する方針を示した。オン診を行う医療機関と、「特定オンライン診療受診施設」を明......
医療・介護の生産性・環境改善を支援 さらなる賃上げへ、政府
政府の「新しい資本主義実現会議」(議長=石破茂首相)は30日、新しい資本主義の発展・加速に向けた重点施策を取りまとめた。今後、策定を目指す総合経済対策に盛り込む予定。2024年度報酬改定による医療・......
【中医協】入院・外来調査、来月下旬にも開始へ
中医協「入院・外来医療等の調査・評価分科会」(分科会長=尾形裕也・九州大名誉教授)は30日、2024年度診療報酬改定の影響を把握するために行う今年度調査の調査票案を大筋で了承した。来月上旬予定の中医......
診療科偏在「外科が喫緊課題」 厚労省、集約化を提案
厚生労働省は30日に開いた「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(座長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)で、外科医療の集約化・重点化を進めることを提案した。診療科間の医師偏在を「外科......
会員情報システム「MAMIS」公開 日医、医師会業務DX化へ
日本医師会は30日の定例会見で、医師会会員情報システム「MAMIS」(マミス)を同日公開したと発表した。全国の医師会と医師会員、研修会などに参加する非会員の医師を対象としたポータルサイトで、各種手続......
医療経営士1級、22人が1次試験突破
日本医療経営実践協会は30日、第12回「医療経営士1級」資格認定試験の第1次試験に、22人が合格したと発表した。試験は9月8日に実施。合格率は44.9%だった。 第2次試験は12月8日で、課題に基づ......
数値目標達成へ、保険者が取り組み報告 日本健康会議
日本健康会議(共同代表=小林健・日本商工会議所会頭)は30日、東京都内で会合を開き、2025年度までの数値目標を盛り込んだ「実行宣言」達成に向けた取り組み状況を、保険者らが報告した。 保険者関係では......
[医療提供体制] 職業紹介の平均手数料率公開、リーフレットで周知 厚労省
職業安定法に基づく省令と指針の一部が2025年4月に改正されるのに伴い、医療や介護分野を含む全ての職業紹介事業者は、紹介実績が多い上位5職種の平均紹介手数料率の公開が義務化される<doc17612page1>。手数料率の公開に当たっては、厚生労働省が運営する「人材サービス総合サイト」への掲載が必要で、同省では事業者向けにリーフレットを作成し、新たな対応に向けて周知を促している。 職業紹介事業者はこれまで、取り扱い職種の範囲や手数料に関する事項、返戻金制度などについて同サイトでの明示が義...
[社会福祉] 就労する都内の精神障害者、週5日以上勤務が7割超 東京都
東京都がまとめた2023年度の障害者の生活実態に関する調査報告書によると、都内在住で仕事をしている精神障害者277人に1週間の就労日数を尋ねたところ、「5日以上」との回答が最も多く、72.2%に上った。18年度の前回調査と比べると、14.2ポイント増えた<doc17462page25>。 正規で働く人85人に絞り、1週間の就労日数を尋ねたところ、「5日以上」が97.6%。一方、非正規では171人のうち「5日以上」は63.7%だった<doc17462page25>。 週5日以...
[医療提供体制] 26年度医学部定員の議論「時期尚早」 厚労省検討会
政府が6月に閣議決定した骨太方針2024を踏まえ、厚生労働省は10月30日に開催した「医師養成課程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」で、2026年度の医学部定員は24年度の定員数を上限とし、25年度の臨時増員の枠組みを暫定的に維持する方針を示した<doc17384page36>。その上で各地域に対し、必要な範囲での臨時定員の設置を認める考えを示したが、一部の構成員から「医師偏在対策の議論が十分ではない中、26年度の議論を進めるのは時期尚早」だという意見が出た。 26年度の医学部定...
[介護] 27年度介護報酬改定で居宅介護支援事業に「処遇改善加算」を
介護保険制度の根幹を担う介護支援専門員(ケアマネジャー)のなり手が大幅に不足しているとして、全国介護事業者連盟(介事連)は10月30日、2027年度の介護報酬改定で居宅介護支援事業に「処遇改善加算」を創設することなどを盛り込んだ要望書を厚生労働省に出した<doc17406page1>。 ケアマネジメントに関する介事連の要望は、ケアマネジャーの処遇改善や、業務範囲の明確化、法定研修の見直しなどに関するもので、老健局の吉田慎認知症施策・地域介護推進課長宛て<doc17406page1...
[医療提供体制] 新たな会員情報管理システム「MAMIS」開発 日医
日本医師会は、入会や異動、退会などの手続きがWeb上で完結できる新たな会員情報管理システム「MAMIS」を開発し、10月30日から試験運用を始めた。医師会や医師などの負担軽減を図る<doc17407page1>。 これまで入会などの手続きは、医師が手書きした複写式の用紙を郡市区等医師会に提出し、都道府県医師会を経由して日医が受領する流れだった。新システム導入で、郡市区等、都道府県それぞれの医師会を経由せず、日医は医師からの申請に対応できる<doc17408page1>。 当...
[診療報酬] 24年度改定、入院・外来医療への影響把握へ 11月下旬調査開始
厚生労働省は10月30日、2024年度の診療報酬改定で行った入院や外来医療への評価の見直しによる影響を把握するため、11月下旬に調査を開始するスケジュールを中央社会保険医療協議会の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」に示した。25年1-2月にかけて集計を行い、3月以降に調査結果を明らかにする<doc17359page16>。 6月に施行された報酬改定の影響を明らかにするため、同分科会は24年度に、▽急性期医療・救急医療への評価の見直し▽特定集中治療室管理料など集中治療を行う入院料の見...
[医療提供体制] 診療科の医師偏在対策、外科医療の集約化・重点化へ
外科系の診療科を希望する医師が少なく、診療科間の偏在を生んでいる現状を踏まえ、厚生労働省は10月30日に開催された「医師養成課程を通じた医師の偏在対策に関する検討会」で、外科医療の集約化や重点化で就労環境を改善し、外科医の確保を図る方針を示した<doc17384page26>。 外科系は、ほかの診療科に比べて年間1,860時間を超える時間外や休日労働の割合が多く、体力的な負荷も大きいことから外科医療への従事を断念する医師が少なくない<doc17384page6>。そのため厚...