【中医協】医療技術評価、1月にも結果取りまとめ
中医協総会は3日、2026年度診療報酬改定に向けた医療技術評価の進め方を了承した。来年1月をめどに開催する中医協・医療技術評価分科会で結果を取りまとめ、その後、中医協総会で最終的な検討を行う。 3日......
外来特例の在り方「丁寧かつ慎重な議論を」 超党派議連が要請へ
超党派の「高額療養費制度と社会保障を考える議員連盟」(後藤茂之会長、自民)は3日、政府への要請文をまとめた。厚生労働省が見直しを検討している外来特例について、「丁寧かつ慎重な議論を行い、その在り方を......
【中医協】薬価乖離率、平均4.8% 25年度、過去最小
厚生労働省が3日の中医協総会で報告した2025年度薬価調査結果(速報値)によると、薬価と市場実勢価の平均乖離率は約4.8%だった。前回の24年度調査より0.4ポイント縮小し、これまでで最も小さな数値......
[社会福祉] 生活保護の被保護者調査 25年9月分概数 厚労省
厚生労働省はこのほど、2025年9月分の「生活保護の被保護者調査(概数)」を公表した。詳細は以下の通り<doc22912page1>。●被保護実人員総数(保護停止中を含む):198万5,349人(前年同月比2万2,481人減・1.1%減)●被保護世帯総数(保護停止中を含む):164万5,714世帯(5,088世帯減・0.3%減)●世帯類型別世帯数(保護停止中を含まない)▽高齢者世帯/90万1,921世帯(3,669世帯減・0.4%減)▽高齢者世帯を除く世帯/73万4,348世帯(1,6...
[診療報酬] 次期改定に向け個別事項を議論、専従要件緩和に賛意 中医協
中央社会保険医療協議会は3日に総会を開き、2026年度診療報酬改定に向け、個別事項(その11)を議題に届出や算定方法の明確化についての論点を示して議論した。 事務局は、▽医療機関の移転・再編時等における施設基準の取扱い▽専従要件の範囲▽特定入院料の届出および施設基準の取扱い▽常勤職員の常勤要件に係る勤務時間数▽健康診断等と初再診料等の関係▽情報通信機器を用いた場合の医学管理等に係る評価-について課題と論点を示した<doc22617page2>。 医療機関の移転・再編時等における施設基準...
[診療報酬] 26年度薬価制度改革の対応の方向性案を提示 厚労省
厚生労働省は3日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会に、2026年度薬価制度改革の各検討項目についての対応の方向性案を提示した。長期収載品(後発医薬品のある先発医薬品)の薬価のさらなる適正化や、オーソライズド・ジェネリック(AG)およびバイオAGの新規収載時の薬価を先発医薬品などの薬価と同額にすることなどを盛り込んだ<doc22624page18>。 主な内容をみると、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」は、特許期間中の革新的な新薬の薬価が維持されることをよりわかりやすく示すため、名...
[診療報酬] 薬価の平均乖離率は約4.8%、前年度から0.4ポイント縮小
厚生労働省は3日の中央社会保険医療協議会・総会に、2025年度の薬価調査及び特定保険医療材料価格調査の速報値を報告した。薬価と市場実勢価格の平均乖離率は約4.8%となり、24年度の前回調査と比べると0.4ポイント縮小した<doc22612page2>。 薬価調査は25年9月取引分を対象に実施し、販売サイドから10月末までに報告があったものを集計した。 分野別の平均乖離率は、▽先発医薬品(後発医薬品なし)3.6%▽先発医薬品(後発医薬品あり/いわゆる長期収載品)9.6%▽後発医薬品8.7...
[診療報酬] 入院時の食費基準額、40円の引き上げを提案 厚労省
厚生労働省は3日の中央社会保険医療協議会・総会に、入院時の食費の基準額を現行の1食当たり690円から40円引き上げ、730円とする案を提示した<doc22618page7>。診療側は引き上げ後も食材料費の高騰が続くことを想定し、慎重に検討を進めることを要請。支払側は了承の条件として、食事の質向上や病院給食の運営効率化の取り組みを求めた。 入院時の食費の基準額(1食当たり)は、24年6月に30円、25年4月に20円の引き上げが実施され、2回とも増額分は全て患者負担の引き上げで賄われた。現...
[診療報酬] 医療安全対策加算など専従要件の明確化へ賛同相次ぐ 中医協
中央社会保険医療協議会・総会が3日に開催され、医療従事者の専従要件の範囲をテーマに議論を行った。厚生労働省は、「医療安全対策加算」「感染対策向上加算」の専従者について、▽月のうち一定の時間までは院内で他の業務に従事可能▽病床規模の大きい医療機関では、要件を満たす2名の従事者が業務を分担できる―など要件を明確化する方向性を示した。委員からは賛同する意見が相次いだ<doc22617page13><doc22617page14>。 医療安全対策加算には「適切な研修を修了した専従の...
[診療報酬] 入院時の食費「40円」、光熱水費「60円」引き上げ提案 厚労省
中央社会保険医療協議会・総会が3日に開催され、厚生労働省は入院時食事療養費の基準額について1食当たり40円の引き上げを提案した<doc22618page7>。また、入院時の光熱水費については、入院時生活療養費の基準額(総額)を、60円引き上げることも提案した<doc22618page12>。支払側、診療側から反対意見は出なかったが、診療側からはこれらの引き上げについて「今後の経済情勢などを見極めながら注意深く検討する必要がある」として慎重な姿勢を示した。 入院時の食費の基準...
[診療報酬] 実調へ見解示す、診療側「26年改定はかつてないほど極めて重要」
中央社会保険医療協議会・総会が3日に開催され、第25回医療経済実態調査結果に対する見解を支払側・診療側がそれぞれ提出した。診療側は見解の中で「2026年度診療報酬改定が担う役割は、かつてないほど極めて重要」と言及。支払側は病院と診療所、薬局の損益差額や費用構造に差があるなどとして「メリハリのある対応が不可欠」と指摘した。 松本真人委員(健康保険組合連合会理事)は、調査結果について▽損益差額率など▽費用構造▽資産・負債など-の3つの項目に分け説明した。損益差額率については、24年度の一般病院の平均・...
[診療報酬] 薬価乖離率は過去最小の約4.8%、前年度比0.4ポイント縮小
厚生労働省は3日の中央社会保険医療協議会・総会で、2025年医薬品価格調査(薬価調査)の速報値を公表した。公定薬価に対する市場実勢価格の平均乖離率は9月時点で約4.8%となり、前回24年度調査(約5.2%)から0.4ポイント縮小し、過去最小の数値となった。調査は25年9月取引分について、販売サイドから10月31日までに報告があったものを集計した<doc22612page2>。 分野別の乖離率は、▽先発医薬品(後発医薬品なし)/3.6%▽先発医薬品(後発医薬品あり)/9.6%▽後発医薬品...
経営安定、賃上げ「報酬改定で的確に対応」 自民・予算編成大綱案
自民党の厚生労働部会(鬼木誠部会長)は3日、党で取りまとめる2026年度予算編成大綱案の厚生労働関係部分を部会長一任で了承した。医療機関の経営の安定や従事者の賃上げにつながるよう、診療報酬改定で的確......
糖尿病「強い疑い」約1100万人 24年国民健康・栄養調査
厚生労働省は3日までに公表した2024年「国民健康・栄養調査」で、糖尿病が強く疑われる20歳以上の男女が約1100万人と推計されると報告した。糖尿病に関する推計を開始した1997年時点の約690万人......