NO IMAGE

ギモン解決!褥瘡が治るしくみ,治らない理由

本セミナーは褥瘡管理に関して実践に強くなることを第一に考えています。臨床現場で日々遭遇する様々な問題・疑問を,教科書を読み返すことなく,その場で評価・考察し答えを導き出すために必要な基本的なものの考え方と応用力を身につけます。  第1講では褥瘡の創傷治癒を学びます。荷重部に生じるキズの創傷治癒は非荷重部のものとは大きく異なりますが,それは決して理解が難しいものではありません。教科書にはあまり詳しく書かれていない創傷治癒の基本原理を理解することで,逆にキズを見ただけで褥瘡を取り巻く環境に存在する問題がわかるようになります。難しそうな話ですが,これらを文字ではなくイラスト・写真を駆使して誰にでもわかるように解説します。  第2/3講では慢性創傷治療の基本であるTIMEの実践とドレッシングの使い方に関し学びます。TIMEの実践に際してはまず評価すべき病態,優先すべき治療があり,これを怠ると患者が不利益を被る場合もあります。"T"や"I"に関して,保存的療法を学ぶとともに,外科的デブリードマンを行うべき症例を外科系医師に依頼するためのコツも伝授します。創傷管理における"I"は"M"と密接な関係を持ちます。滲出液がどのように産生され,その量が何によって影響を受けるか,湿潤度の変化がキズとドレッシングにどのような環境をもたらすのか,わかりやすく解説します。議論の多いクリティカルコロナイゼーションに関しては,臨床的評価に関するアイデアとその対処法をイラストでわかりやすく解説します。また,"E"の評価法と問題を解決するためのドレッシングの選択法を学びます。  第4/5講では高齢化の進行,生活様式の欧米化,寝たきりをつくらないための介護などの影響で増えている,長時間の座位により生じる褥瘡(座りきり褥瘡)に関し,その背景,危険因子,治療,予防的スキンケアを独自のデータで解説します。褥瘡予防ができ,介護も楽になるオムツの使い方も覚えましょう。足の褥瘡はその多くが下肢の血流不全により生じています。今後患者数の著しい増加が見込まれ対応が急務ですが,単純にTIMEを実践してはいけない病態が多々あります。最低限覚えておくべきこと,治療の考え方に関し,明日から実践すべきことを中心に解説します。  最後の第6講ではドラッカーのマネジメントをベースに褥瘡を取り巻く環境のマネジメントを学びます。褥瘡チームがうまく機能していない,患者が言うことを聞かない,全然治癒が進まないなど,実はこれらはマネジメントの問題であることが少なくありません。治療に携わるスタッフ,患者,家族など全員が楽しく,苦しまずに褥瘡管理を行うために覚えておくべきこと,実践すべきことをマネジメントの観点から学びます。

NO IMAGE

医学生の医行為、年度内にも整理へ  厚労省検討会、CBTは「公的な位置付けへ」

 厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」は20日、臨床実習で行う医療行為の種類や法的位置付けを整理・担保する方向で合意した。特定の条件下で医学生が行う医行為について医師法上の違法性はないことを示している、旧厚生省の臨床実習検討委員会が1991年にまとめた最終報告書「前川リポート」の内容を、医療技術の進展も踏まえて整理し直す。年度内をめどに行う。

NO IMAGE

補助率削減見直しと高額薬の薬価引き下げを要望  全医連が決議

 全国医師国民健康保険組合連合会(全医連)は20日、奈良県内で開いた代表者会で2項目の決議を承認した。決議に盛り込んだのは▽医師国民健康保険組合への国庫補助率削減を早急に見直すこと▽国民皆保険制度を崩壊させかねない超高額薬剤の価格を適正に引き下げること―。今後、政府関係機関に送付する。

NO IMAGE

在宅医療連携モデルに向けて実態調査  3月にも報告書、厚労省WG

 厚生労働省は20日に開いた「全国在宅医療会議ワーキンググループ(WG)に、「在宅医療連携モデル構築のための実態調査事業」の調査内容案を示した。11月までに10~15の連携モデル地域を選定し、2018年1月に調査する。連携モデル構築に至るまでの経緯や、連携モデルのスキームを聞く。医療機関の業務実態を調べるためスタッフの職種・数、訪問診療の実施時間、患者の医療必要度なども調査項目とする。

NO IMAGE

全医連、新会長に宮城信雄氏  副会長に近藤邦夫氏

 全国医師国民健康保険組合連合会は20日、奈良県内で開いた代表者会で理事と監事の選任を行った。その後、新たに宮城信雄氏(沖縄県医師国民健康保険組合理事長)が会長に、近藤邦夫氏(石川県医師国民健康保険組合理事長)が副会長に決まった。任期は2019年10月の代表者会が終わるまで。