[医療改革] 石破首相、医療と介護の課題「結論を」 福岡厚労相に指示
石破茂首相は3日の経済財政諮問会議で、新たな地域医療構想の具体化など医療・介護提供体制の課題を検討し、2025年の通常国会への法案提出に向けて結論を出すよう福岡資麿厚生労働相に指示した。 石破首相は、25年度の予算編成で歳出改革努力を継続する一方、骨太方針2024に沿って賃金や調達価格の上昇に対応する方針も示した。 福岡厚労相は、救急・医療・介護の情報を共有できる「全国医療情報プラットフォーム」の構築など医療分野のDXを国の工程表に沿って進め、関係法令を整備する考えを説明した<doc1792...
[医療改革] 認知症施策推進基本計画、かかりつけ医など連携強化 閣議決定
政府は3日、認知症施策推進基本計画を閣議決定した。基本的な施策として、「かかりつけ医」や認知症地域支援推進員、認知症サポート医、認知症初期集中支援チーム、居宅介護支援事業所、認知症疾患医療センターなどの連携の強化や、地域住民を含む多様な主体との協働を推進する方針を掲げた。独居など認知症の人を取り巻く課題を踏まえた対応で、分野横断的な取り組みも進める<doc17890page2>。 基本計画では、▽住み慣れた地域で認知症の人が希望に沿った生活ができ、自らの意向が十分に尊重されるようにする...
[医療提供体制] 医療法人の経営情報、新報告システムで届け出へ 厚労省
厚生労働省は、医療法人に義務付けられている事業報告書や経営情報の年度ごとの届け出が、2025年度以降は福祉医療機構が構築する新たな報告システムに移行することを、11月29日付の事務連絡で周知した<doc17887page1>。新たなシステムの利用には年度内の申請が必要で、同省では早めの申請を呼び掛けている<doc17889page6>。 利用申請は、福祉医療機構のウェブサイトの法人情報登録フォームで行う。25年2月28日までに利用申請すると新システムの法人IDが年度内に発行...
認知症施策「基本計画」を閣議決定 政府
政府は3日の閣議で、「認知症施策推進基本計画」を決定した。 2029年度までのおおむね5年間を第1期とする。「新しい認知症観」に立ち、次のような施策を推進する。▽認知症の人に関する国民の理解の増進▽......
医療法人情報の報告、WAM NETへ移行 厚労省、事前申請呼びかけ
厚生労働省は3日までに、医療法人情報のオンラインによる報告が来年4月より、現行の医療機関等情報支援システム(G-MIS)から、福祉医療機構のWAM NET上の新システムに移行することを踏まえ、事前申......
マイナ保険証移行初日「混乱ない」 福岡厚労相
福岡資麿厚生労働相は3日の閣議後会見で、マイナ保険証を基本とした仕組みに移行した2日時点で、「医療機関などで大きな混乱が生じたという報告は受けていない」と述べた。 システムのトラブルなどで患者が医療......
【感染症アラート・本格的な流行】手足口病、伝染性紅斑(りんご病)など4つ(感染症・予防接種ナビ)
感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラー...
中間年改定、官僚に廃止を要求 衛藤勉強会、関係大臣にも要請へ
「製薬産業政策に関する勉強会」(衛藤勉強会、衛藤晟一会長)は2日、国会内で会合を開いた。議員らは、出席した厚生労働省と財務省の官僚に対し改めて薬価の中間年改定の廃止を求めたが、両省ともに「薬価改定の......
遺伝性ALSや近視の治療薬、承認へ 厚労省・医薬品第一部会
厚生労働省は2日の薬事審議会医薬品第一部会で、バイオジェン・ジャパンの筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「クアルソディ」(一般名=トフェルセン)の承認を了承した。薬価収載されれば、国内初の遺伝性AL......
帯状疱疹ワクチン、来年度から定期接種に 65歳を対象、厚労省
厚生労働省は帯状疱疹ワクチンについて、原則65歳を対象に、2025年度から定期接種に位置付ける方向で調整に入った。65歳を超える高齢者にも対応するため、70歳から5歳刻みで100歳まで、5年間の経過......