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[医療改革] 先行バイオ医薬品の保険給付の在り方などで議論 社保審部会

 厚生労働省は11月6日に社会保障審議会・医療保険部会を開き、薬剤給付の在り方を巡って、▽長期収載品▽先行バイオ医薬品▽OTC類似薬-の保険給付の在り方について議論した。 事務局は、先行バイオ医薬品の保険給付の在り方について、10月16日に開かれた同部会で「バイオシミラーへの置き換えが一定程度進んでいる先行バイオ医薬品については、選定療養の対象とすべき」といった意見があった一方で、「化成品のように先発品から途中でその患者をバイオシミラーに切り替えることがなかなか難しい、バイオ後続品の推進は必要とは・...

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[経営] 毎月勤労統計調査 25年9月分結果速報 厚労省

 厚生労働省はこのほど、2025年9月分の「毎月勤労統計調査(速報)」を公表した。医療・福祉業の詳細は以下の通り。●月間現金給与額<doc22586page7>▽総額/27万240円(前年同月比2.3%増)▽定期給与/26万8,222円(2.2%増)▽特別給与/2,018円(30.3%増)●月間実労働時間<doc22586page8>▽総実労働時間/128.4時間(0.8%増)▽所定内労働時間/123.7時間(0.9%増)▽所定外労働時間/4.7時間(4.0%減)●労働者数と...

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[医療提供体制] 「2025年度の日本病院会の取組」、5項目の具体的要望を提出

 日本病院会は6日、「『2025年度の日本病院会の取組』に関する具体的な要望」を上野賢一郎厚生労働相に提出した。要望書には全国多くの病院が直面する問題点の改善と国民に適切な病院医療を安定的に提供するため、「病院の経営支援として緊急に財政出動を要望」「入院基本料の引上げ(最低10%以上)を要望」などの5項目を盛り込んだ。要望書は、相澤孝夫会長が森光敬子・医政局長と間隆一郎・保険局長に手渡した。5項目の概要は以下の通り。(1)病院の経営支援として緊急に財政出動を要望=▽病床数適正化支援事業(25年4月1...

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[医療改革] 長期収載品の患者負担引き上げを提案 医療保険部会で厚労省

 社会保障審議会・医療保険部会は6日、薬剤給付の在り方について議論した。選定療養対象である患者希望の長期収載品の使用では、厚生労働省が現行は先発医薬品と後発医薬品の価格差の4分の1相当とされている患者負担の引き上げを論点として提示した。 調剤医療費の分析データによると、後発医薬品の使用割合(数量ベース)は2024年10月の長期収載品の選定療養化を境にそれまでの80%台から90%以上に上昇。後発医薬品の使用促進に一定の効果があったとみられているが、その後は横ばいでの推移が続いている・・・...

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[医療提供体制] 財政審の社会保障改革、「極めて遺憾」日医・松本会長

 日本医師会の松本吉郎会長は6日の記者会見で、5日の財政制度等審議会財政制度分科会(以下、財政審)での「社会保障」に関する議論について、医療・介護分野の賃上げが他産業に追いつかず、人材流出や経営悪化による体制維持の危機が現実味を帯びていると指摘し、「財政審の議論には現場の危機感が欠けており、極めて遺憾」と強く抗議した。さらに、「公定価格で運営されている医療機関の従業者は938万人いる。その方々の賃上げが可能となる環境を整えることが不可欠」と述べた。 診療報酬については、中医協で診療側・支払・・・...

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[医療提供体制] 長期収載品の選定療養、患者負担引き上げで議論 社保審

 厚生労働省は6日の社会保障審議会・医療保険部会で、長期収載品の選定療養における患者負担の更なる引き上げを議題に挙げた。現在、患者希望で長期収載品を使用した場合、長期収載品と後発医薬品の価格差の4分の1相当が患者負担となっているが、厚労省は同水準を「価格差の2分の1、4分の3または1分の1に引き上げる」と具体的な方向性を提示した<doc22347page18>。 厚労省は、長期収載品の選定療養の対象となったレセプト件数が2024年11月において、約368万件(全体の4.9%)で、「特別の...