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[診療報酬] リハ・栄養・口腔連携加算などに「最上の評価」 日慢協

 日本慢性期医療協会(日慢協)の井川誠一郎副会長は23日に開かれた記者会見で、2024年度の診療報酬改定で新設される「リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算」(1日120点)などについて、「最上の評価に値する」との見解を示した<doc14964page11>。 24年度の診療報酬改定では、急性期医療におけるADLが低下しないための取り組みを推進する「リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算」や、重症者への早期からの急性期リハビリテーションの提供を目的とした「急性期リハビリテーション...

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[感染症] 小児の20価肺炎球菌ワクチン、定期接種化に異論なし

 厚生労働省のワクチン評価に関する小委員会は23日、小児に対する沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)の定期接種化について議論し、おおむね異論は出なかった。議論の内容は厚労省が整理した後、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の予防接種基本方針部会に報告される。 小児用肺炎球菌ワクチンの定期接種は、標準的なスケジュールでは生後2カ月ごろから4週間隔で3回、生後12カ月以降に4回目を接種する。今年4月からは、15種類の肺炎球菌に対して予防効果を有する沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV15...

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[診療報酬] 24年度改定、慢性期医療の評価見直しに伴う影響を報告 日慢協

 日本慢性期医療協会の井川誠一郎副会長は23日の定例記者会見で、2024年度の診療報酬改定で行われる慢性期医療への評価の見直しに伴う影響を報告した。それによると、新たな医療区分のうち、「疾患・状態」が「3」に、「処置等」の区分が「1」に該当する患者を受け入れた場合、療養病棟入院基本料は、従来の「医療区分3」に比べて1日150点以上減る<doc14964page4>。 一方、「疾患・状態」の医療区分が「3」、「処置等」の区分が「2」に該当する患者の場合は100点以上減る。これに対し、「疾患...

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[医療改革] 医師偏在対策、インセンティブと規制のベストミックスを提言

 経済財政諮問会議の民間議員は23日の会合で、地域や診療科ごとの医師の偏在を是正するため、診療報酬などによる経済的なインセンティブと規制的手法のベストミックスによる対策が必要だとし、早急な検討を求めた<doc14870page1>。武見敬三厚生労働相もこの日、経済的インセンティブ、規制的手法などを組み合わせた前例にとらわれない対策を検討する考えを示した。 23日の諮問会議では、「生涯活躍と少子化への対応」と「社会保障の強靭化」がテーマになった。 社会保障の強靭化に向けて、民間議員は医師偏...

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[医療改革] 新たな地域医療構想は「地方の実情を踏まえるべき」 全自病

 全国自治体病院協議会の小熊豊会長は23日の記者会見で、2040年ごろを見据えて検討が進められている新たな地域医療構想について、地方の実情をしっかりと踏まえた議論や、国と地方が継続して協議する場を設けることなどを求める要望書を21日に厚生労働省と総務省に提出したと言及した。 新たな地域医療構想では、病床機能や病床数だけではなく、訪問診療や介護との連携も強化した地域医療全体の再編を目指しているが、小熊会長は「地方の医師や看護師、薬剤師などの人材不足は深刻」だとし、都市部とは実情が大きく異なること・・・...

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[医療提供体制] 超早期段階のアルツハイマー病を血液から予測 東京大学

 東京大学の研究グループは23日、アルツハイマー病(AD)の原因物質とされるアミロイドベータ(Aβ)の脳内蓄積を血液バイオマーカーによって超早期の段階から高精度で予測できたことを発表した。血液バイオマーカーが実用化されれば、ADの早期治療や予防への取り組みが大きく進展する可能性がある。 研究グループは、ADのプレクリニカル期(無症状期)と軽度認知障害(MCI)の474人の血液検体を使用。Aβやリン酸化タウなどの病因タンパク質をバイオマーカーとして定量し、アミロイドPET検査による...