ソニーGが器具の自動交換可能な手術支援ロボットを開発、世界初の実験も成功(ニュース)
ソニーグループは2024年5月9日、顕微鏡などを用いながら血管や神経といった微細な組織を処置する手術(マイクロサージャリー)を支援するロボットを開発したと発表した。手術器具の自動交換と精密操作を可能にする。マイクロサージャリーには高度なスキルが求められるため、実施できる医師や施設が限られるという。 開発したロボットシステムは術者が操作するコンソール(操作デバイス)と患者に処置するロボットで構成す......
ソニーグループは2024年5月9日、顕微鏡などを用いながら血管や神経といった微細な組織を処置する手術(マイクロサージャリー)を支援するロボットを開発したと発表した。手術器具の自動交換と精密操作を可能にする。マイクロサージャリーには高度なスキルが求められるため、実施できる医師や施設が限られるという。 開発したロボットシステムは術者が操作するコンソール(操作デバイス)と患者に処置するロボットで構成す......
日本産婦人科医会は8日夜の記者懇談会で、出産費用の保険適用について、「反対」の姿勢をあらためて表明した。石渡勇会長は、正式に決まっていないのに、政府や自民党によって保険適用が既定路線になりつつあると......
18歳以上の口唇口蓋裂患者が医療費助成を受けにくい現状を踏まえ、厚生労働省は9日、実態を把握し、対応策を議論するため、有識者会議の初会合を開いた。 有識者会議の正式名称は、「育成医療受給者の実態の把......
英製薬大手アストラゼネカは8日までに、新型コロナウイルスワクチンの事業から撤退すると明かした。世界に30億回分を超えるワクチンを供給してきたが、新たなワクチンの登場で需要が落ち込んでいた。すでに生産......
厚生労働省は9日、2024年3月分の「毎月勤労統計調査(速報)」を公表した。医療・福祉業の詳細は以下の通り。●月間現金給与額<doc14802page6>▽総額/27万6,373円(前年同月比0.0%増)▽定期給与/26万1,452円(1.7%増)▽特別給与/1万4,921円(23.3%減)●月間実労働時間<doc14802page7>▽総実労働時間/129.0時間(1.8%減)▽所定内労働時間/123.9時間(1.8%減)▽所定外労働時間/5.1時間(0.0%増)●労働者...
「こども家庭審議会」の基本政策部会は9日、「こどもまんなか実行計画」の審議会案を大筋でまとめた。誕生前-幼児期の切れ目のない保健・医療を確保するため、2026年度を目途に出産費用(正常分娩)への保険適用を検討すると明記した<doc14753page112>。 実行計画は、政府が23年末に閣議決定した「こども大綱」に基づいて、子どもや若者のライフステージごとに具体的な政策のメニューを整理する。審議会案にはほかに、周産期医療の集約化・重点化などを盛り込んだ。 24年度からの第8次医療計画(...
国立国際医療研究センター(NCGM)や昭和大学、筑波大学などの研究グループが医学研究者を対象に実施したアンケートでは、論文が掲載された雑誌のインパクトファクター(IF)などの定量的な指標では「重要な研究でも評価されないことがある」とする回答が88.8%を占めた<doc14743page1>。研究グループは、研究成果の価値や重要性は分野によっても異なることから、定量的指標を重視する評価の在り方について「再考が必要ではないか」と主張している。 研究グループは、医学研究や研究者に対する評価を...
厚生労働省の「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」の第2回会合が9日に開かれ、ケアマネジャーの法定研修の受講時間や費用などの負担軽減に向けた意見が複数の参考人や構成員から出た。 ケアマネジャーは資格取得時の87時間の法定研修のほか、5年ごとの資格更新時に最大88時間の研修の受講が必要となる。 参考人として出席した「民間事業者の質を高める」全国介護事業者協議会の板井佑介理事は在職者に対しては、5年ごとの更新に伴う法定研修ではなく、法改正ごとに研修を必須とすることを提案した・・・...
全国介護事業者連盟(介事連)の斉藤正行理事長は9日、ケアマネジメントの課題解決を議論する厚生労働省の検討会に参考人として出席し、居宅介護支援に従事するケアマネジャーの処遇改善策の検討を求めた。 2024年度の介護報酬改定では、介護職員などの処遇を改善する3つの加算が「介護職員等処遇改善加算」として6月に一本化されるが、居宅介護支援を担うケアマネジャーは、その後も引き続き加算の対象にならない。 介事連の斉藤氏は9日、厚労省の「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」で、介護職の所得水準が近・・・...
日本医療機能評価機構は9日、薬局から報告があったヒヤリ・ハットの中から広く共有すべき2つの事例を公表した。空腹時に服用するアレルギー性疾患治療剤のビラノア錠を服用するタイミングと、前立腺がん治療剤のザイティガ錠の薬剤変更に関して、医師への疑義照会で適切に対応できた事例を紹介している。 1つ目の事例では、かゆみのある患者にビラノア錠20mgを1日1回1錠、夕食前に服用するように処方された。ビラノア錠は食後に服用すると血中濃度が下がるため、用法は食事の1時間前から2時間後までを避ける「空腹時服用」と・...
「電子処方箋の発行資格を持った医師は、原則電子処方箋を発行します」。長野県内の病院で唯一、電子処方箋を導入している県立木曽病院(木曽町)は、院内掲示などで患者にこう呼びかけている。 現在、常勤医23......
消費者庁の「機能性表示食品を巡る検討会」は8日、同庁のガイドライン(GL、課長通知)で定めている健康被害報告制度の見直しに向けて議論した。届出事業者に対して、サプリメント形状を含む全ての機能性表示食......
自民党の科学技術・イノベーション戦略調査会「医療分野の研究に関する小委員会」は8日、CAR-T細胞療法の研究開発を行っている2人の大学教授から意見聴取した。2人の教授は安価な国産のCAR-T療法が必......
厚生労働省医薬局医薬安全対策課は8日付の課長通知で、血液凝固阻止剤リバーロキサバン(一般名)の安全対策を強化した。アゾール系抗真菌剤のポサコナゾールを投与中の患者への使用や、両剤の併用を禁忌にするよ......
自民党の新しい資本主義実行本部経済構造改革委員会「ヘルスケア・トランスフォーメーションプロジェクトチーム」(PT)は8日、印南一路・慶応大名誉教授らから保険外併用療養費制度の活用について意見を聴取し......