指導医の教育業績、「評価を」 文科省検討会、名大・錦織氏が提言
文部科学省の「今後の医学教育の在り方に関する検討会」(座長=永井良三・自治医科大学長)は14日、名古屋大大学院医学系研究科総合医学教育学の錦織宏教授にヒアリングした。錦織氏は医学教育の充実に向け、指......
生殖補助医療、「出自を知る権利」を 議連、法案提出へ
超党派の「生殖補助医療の在り方を考える議員連盟」(会長=自民・野田聖子会長)は14日、生殖補助医療で生まれた子どもについて、「出自を知る権利」を保障している英国、フランスの状況を確認した。議連では、......
24年度診療報酬改定、厚労省がサイト開設 来月5日に説明動画
2024年度診療報酬改定に向けた中医協の答申を受け、厚生労働省は14日、改定のためのサイトを立ち上げたと発表した。3月5日に、改定説明資料や、説明動画へのリンクを掲載するとしている。 改定の告示は3......
子ども支援金の拠出額、26年度は「月300円弱」 加藤担当相
加藤鮎子こども政策担当相は14日の衆院予算委員会で、「子ども・子育て支援金制度」による医療保険加入者1人当たりの月平均拠出額について、2026年度は300円弱、27年度は400円弱との試算を明らかに......
専門医足りず初診遠く 増加する発達障害疑いの子
自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)など、発達障害の疑いがある子どもが増えている。専門的に診る児童精神科医は数が足りずパンク状態で、初診まで数カ月待ちのケースが珍しくない......
【中医協】「多くの課題で解決を迫られた」 答申で小塩会長
14日の中医協総会で小塩隆士会長(一橋大経済研究所教授)は、2024年度診療報酬改定の答申書を、濵地雅一厚生労働副大臣、塩崎彰久厚生労働大臣政務官に提出した。医科診療報酬点数表や答申書付帯意見も併せ......
臨床研究実施医師への交際費、「公開」を義務化 4月以降、製薬・機器
特定臨床研究を実施した医師への交際費や情報提供関連費用について、製薬会社や医療機器会社などは4月1日以降、公表が義務付けられる。厚生労働省が臨床研究法の施行規則(省令)を改正し、14日に公布した。 ......
[診療報酬] 敷地内薬局の罰則強化、地域支援体制加算など減算割合9割に
厚生労働省は2024年度の診療報酬改定で、医療機関の敷地の中にある「敷地内薬局」に対する罰則を強化する。その薬局が算定する「地域支援体制加算」や「後発医薬品調剤体制加算」の減算割合を現行の2割から9割に大幅に引き上げる<doc13370page730><doc13370page731><doc13370page707>。 また、敷地内薬局での処方につき7種類以上の内服薬(特に規定するものを除く)の調剤を行った場合には薬剤料を1割減算する規定を新たに設ける。医療機...
[診療報酬] 医療DX推進体制整備加算、医科は初診時8点 中医協答申
政府が掲げる医療DXの推進を後押しするため、2024年度の診療報酬改定では「医療DX推進体制整備加算」が新たに作られる。関連の体制を整備している医療機関は初診時に月1回に限り8点を算定できる<doc13370page137>。マイナ保険証の一定程度の利用実績が求められるが、この要件は10月から適用される<doc13370page138>。薬局で調剤した場合は、月1回に限り4点となる<doc13370page139>。 施設基準(医科)は、▽オンライン請求を行って...
[診療報酬] 賃上げ対応の初再診料・入院基本料増「忸怩たる思い」 支払側
中央社会保険医療協議会の支払側委員が14日開いた記者会見で、健康保険組合連合会の三宅泰介政策部長は、40歳未満の勤務医や事務職員などの賃上げへの対応として2024年度の診療報酬改定で初・再診料や入院基本料などを引き上げることについて、「忸怩(じくじ)たる思いがある」と述べた。その上で、対象となる医療従事者の賃上げが確実に行われたかの丁寧な検証が必要で、それが実現されていなければ26年度改定で評価の在り方を見直すべきだと強調した。 三宅氏はまた、効率的な医療提供体制を構築していくため、急性期病床・・...
[診療報酬] 看護必要度見直しで病院への影響を懸念 日医・四病協合同会見
中央社会保険医療協議会が、2024年度診療報酬改定案を答申したことを受け、日本医師会と四病院団体協議会が14日、合同記者会見を開いた。会見では、一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)見直しに伴う病院への影響を懸念する声が相次いだ。モニタリング・処置等の「A項目」のうち、「救急搬送後の入院」の評価期間を「5日」から「2日」に短縮することや、入院患者の状況を評価する「B項目」の評価を急性期一般入院料1に反映させないなどの大幅な見直しが決まったため<doc13370page299&...
[診療報酬] 生活習慣病管理料II、月1回に限り333点 診療報酬改定答申
2024年度の診療報酬改定では、既存の「生活習慣病管理料」について検査などの費用を包括する管理料Iと、包括しない同管理料IIの2区分にする。新設する同管理料IIの評価は333点とし、月1回に限り算定可能とする<doc13370page379>。ただし、同管理料IIの算定日の属する月から6カ月以内は同管理料Iの算定は認めない<doc13370page375>。 生活習慣病管理料は、脂質異常症や高血圧症、糖尿病を主病とする患者への総合的な治療管理への評価。現行では患者の主病が脂...
[診療報酬] 入院ベースアップ評価料165通りに 診療報酬改定案答申
中央社会保険医療協議会は14日、2024年度の診療報酬改定案を答申した。医療関係職種のうち、病院と有床診療所に勤務する看護職員や薬剤師などの賃上げを実現させるため、「入院ベースアップ評価料」として165通りの点数を新設し、最大で1日当たり165点を算定する<doc13370page21>。 また、医療関係職種のうち、40歳未満の勤務医や事務職員などの賃上げに必要な財源を配分するため、初診料を3点、再診料と外来診療料を2点引き上げる<doc13370page57><do...
[診療報酬] 急性期充実体制加算1、「入院7日以内」の場合440点
2024年度の診療報酬改定では、「急性期充実体制加算」を悪性腫瘍の手術などの実績要件のうち多くの基準を満たす場合の「加算1」と、それ以外で小児科や産科の実績がある場合の「加算2」の2区分に見直す。加算1の評価は、入院期間が「7日以内」の場合は1日につき440点、「8日以上11日以内」なら200点、「12日以上14日以内」なら120点とする<doc13370page286>。 一方の加算2は、入院期間が「7日以内」では360点、「8日以上11日以内」なら150点、「12日以上14日以内」...
[診療報酬] 新設の「地域包括医療病棟入院料」は3,050点で決着
高齢の救急患者の受け皿を整備するため、2024年度の診療報酬改定で新設される「地域包括医療病棟入院料」は1日当たり3,050点とすることで決着した<doc13370page181>。また、「リハビリテーション・栄養・口腔連携加算」は1日につき80点で新設となる<doc13370page187>。 地域包括医療病棟入院料は、看護配置「10対1」以上の体制を整備した上で高齢の救急患者などにリハビリや栄養管理、入退院支援を包括的に提供する病棟への評価。ただ、90日を超えて入院する...