初診のオンライン精神療法実施へ指針案 厚労省検討会で異論出ず
厚生労働省は1日の検討会で、初診のオンライン精神療法を限定的な条件下で実施可能とする方向性などを盛り込んだ「情報通信機器を用いた精神療法の適切な実施に関する指針」の案を提示した。出席した構成員から大......
水痘0.29、4週連続で増加 11月10~16日
国立健康危機管理研究機構(JIHS)は1日、感染症週報の第46週(11月10~16日)を公表した。水痘の定点当たり報告数は0.29で、4週連続で増加した。過去5年間の同時期の平均と比べて「かなり多い......
病院と診療所の分断に警戒感 日医・松本会長
日本医師会の松本吉郎会長は、九州医師会連合会が11月29日に福岡市内のホテルで開催した合同協議会で講演し、次期診療報酬改定に向け、「財務省の『二項対立による分断』には、絶対に乗ってはいけない」と警戒......
[介護] ケアマネジメント、利用者負担導入に強い反対意見 社保審部会
社会保障審議会・介護保険部会は1日、ケアマネジメントへの幅広い利用者に利用者負担を求める方向性について議論を行った。現行で10割給付のケアマネジメントに利用者負担を導入する提案には、委員から導入を進める意見がある一方で、強い反対意見が挙がった。 現行の制度では、ケアマネジメントに要する費用は、10割給付となっており利用者への自己負担は求められていない。介護保険制度創設時には、当時まだ新しいサービスであったケアマネジメントを積極的に利用してもらうため、10割給付が導入された・・・...
[感染症] インフルエンザ・伝染性紅斑など、過去5年間比較「かなり多い」
国立感染症研究所は1日、「感染症週報 第46週(11月10日-11月16日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り<doc22609page6><doc22609page28>。▽インフルエンザ/37.73(前週21.82)/第34週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い▽新型コロナウイルス感染症/1.91(1.95)/2週連続で減少▽RSウイルス感染症/0.77(0.88)/第42週以降減少が続いているが、過去5年間...
[介護] 介護保険改革、利用者2割負担の対象範囲拡大に具体案示す 厚労省
厚生労働省は介護保険の能力に応じた負担で「一定以上所得」、「現役並み所得」の判断基準を整理し、1日に開催された社会保障審議会・介護保険部会で介護保険における利用者の2割負担の対象範囲拡大に関する具体案を示した。 厚労省は、2割負担の対象範囲について、現行の年金収入とその他の所得金額の合計による基準280万円(夫婦346万円)に対し、260万円(同326万円)、250万円(同316万円)、240万円(同306万円)、230万円(同296万円)の4つのパターンを提案した。また、所得基準の拡大に伴う急激...
賃金・物価に対応できる診療報酬制度を 九医連が決議
九州医師会連合会は11月29日に福岡市で開いた総会で、「賃金・物価の上昇に対応できる診療報酬制度の構築」など9項目の要望を盛り込んだ決議と宣言を採択した。 他に決議に盛り込んだのは以下の項目。▽国民......
偏在対策、診療所の承継・開業支援に150件の申請 森光局長
厚生労働省の森光敬子医政局長は、重点医師偏在対策支援区域での診療所の承継・開業支援事業について、約150件の申し出があると明らかにした。「しっかり進めることで、地域の医療が引いていくことを防げるので......
肺がん指針に薬剤費一覧、異例掲載 高額化「医師認識を」
日本肺癌学会が公表した2025年版の診療ガイドラインに、付録として治療薬の薬価一覧が掲載された。最新の知見に基づいて推奨する治療法などをまとめるガイドラインに、薬剤費の情報が盛り込まれるのは異例。肺......
【中医協】敷地内薬局、冷遇するほど「近くて安く」
11月28日の中医協総会では敷地内薬局を念頭に、調剤報酬改定で調剤基本料を下げるなどの冷遇措置を講じるほど、患者にとっては「近くて安い」薬局になり、患者を引きつける効果が生まれるとの指摘もあった。小......
CGP検査前倒しで死亡リスク41%減 京大病院の観察研究
京都大医学部付属病院は11月28日、がん遺伝子パネル(CGP)検査を初回薬物治療段階から実施することで、死亡リスクが41%減少したという先進医療Bの観察研究結果を公表した。会見した研究代表者の武藤学......
日医会長選、九医連が松本氏に出馬要請 「前向きに受け止め」
九州医師会連合会は29日、福岡市内のホテルで開催した総会で、日本医師会の松本吉郎会長に、次期日医会長選への出馬を要請した。前日の臨時委員総会で要請を決め、29日の総会で満場一致で賛成した。総会終了後......
臓器移植、「認定ドナーコーディネーター」を評価へ 赤字解消へさらなる一手も期待
臓器移植医療の赤字が深刻な状況だ。年間100例を超える脳死臓器移植を実施している東京大医学部付属病院(1208床)は、人件費・経費の高騰で、年に億単位の赤字を計上している。国立大学病院長会議が、改善......