補正予算案を国会提出 物価高で家計支援、月内成立目指す
政府は20日、経済対策の実施に必要な財源の裏付けとなる2023年度補正予算案を国会に提出した。午後に衆院本会議で審議入りした。一般会計の歳出(支出)は13兆1992億円で、低所得世帯への給付金やガソ......
政府は20日、経済対策の実施に必要な財源の裏付けとなる2023年度補正予算案を国会に提出した。午後に衆院本会議で審議入りした。一般会計の歳出(支出)は13兆1992億円で、低所得世帯への給付金やガソ......
厚生労働省は20日、政府の規制改革推進会議のワーキング・グループで、「実際に療養生活を営むことができる場所」として職場や学校、通所介護事業所を新たに位置付け、オンライン診療の受診を認める方向性を示した。委員からは、オンライン診療を活用した利便性の向上を求める意見が相次いだ。 厚労省はこの日開かれた規制改革推進会議「健康・医療・介護ワーキング・グループ」で、オンライン診療を受けることができる場所の見直しに関する具体案の骨子を示した。 その中で、居宅と同様に長時間にわたり患者が滞在し、療養・・・...
財政制度等審議会は20日に取りまとめた「秋の建議」で、介護職員の処遇改善について介護報酬の改定率を高くするだけでは解決にはならず、介護事業者内の「経営者を含めた」所得格差の是正に踏み込んで取り組むべきだと主張した。 この意見は、1日の財政審の財政制度分科会で財務省が示した社会保障に関する提言にはなかったが、今回の建議に盛り込まれた。 財政審は、2024年度予算の編成に関する建議で介護報酬改定にも言及した。その中で、介護費用の総額は高齢化の進展で毎年大幅に増加しており、必要な介護サービスを提・・・...
厚生労働省は、20日に開催された社会保障審議会障害者部会で、自立支援医療の経過的特例措置を延長する案を示した。2024年3月末までとなっている期限を3年間(27年3月末まで)延長する<doc12028page5>。 自立支援医療は、医療費の自己負担額を軽減するための公費制度で、障害者(児)が自立した日常生活や社会生活を営むために必要な心身の障害の状態を軽減するための医療を対象としている。 患者の負担が過大にならないよう、所得に応じて1カ月当たりの負担上限額を設定しているが、これでも大幅...
診療所の経営状況が「極めて良好」だとして、2024年度の診療報酬改定は診療所への報酬単価を5.5%引き下げるなど本体をマイナス改定にするべきだとする提言を財政制度等審議会が20日、まとめた<doc12093page31>。 診療所の報酬引き下げは、財政審の財政制度分科会が1日に開いた会合で、財務省が主張していた。日本医師会など医療団体はこれに猛反発しているが、財政審の提言(秋の建議)にそこからさらに踏み込んだ。 提言は、財政審の十倉雅和会長(経団連会長)がこの日、鈴木俊一財務相に手渡し...
厚生労働省は20日、関係学会などから提案があった858件の医療技術のうち、2024年度の診療報酬改定に向けて760件について評価を行うことを中央社会保険医療協議会・医療技術評価分科会で提案した。来年1月中旬ごろにその結果をまとめ、中医協・総会で最終的に検討する。 厚労省案によると、2月から6月にかけて関係学会などから医療技術に関する計858件の提案書が分科会に提出された。学会へのヒアリングなどを踏まえ、このうち760(新規284、既存476)件を評価の対象とする<doc12070page2&...
「医療機能情報提供制度」の見直しを議論する厚生労働省の分科会が20日、初会合を開き、全国統一システムの運用に2024年4月から切り替わるのに先立ち情報提供の実施要領の見直し案を大筋で了承した。初会合を開いたのは、医療団体の幹部や患者代表などによる「医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会」。 医療機能情報提供制度の実施要領の見直しは、医療機関から都道府県への定期報告(年1回以上)を2023年度以降は医療機関等情報支援システム「G-MIS」を経由して行うなどの内容で、医療機関は、24年1月現在...
「電子カルテ情報共有サービス」(仮称)の構築が進んでいる。患者の利便性に配慮した共有情報の付加や患者同意取得方法などの詳細が固まりつつある。2024年度中に、先行的な医療機関から順次運用を開始し、マイナポータルとも連携する。◆標準規格の導入・更新を補助金で促進 政府が23年6月2日に取りまとめた「医療DXの推進に関する工程表」には、「全国医療情報プラットフォーム」の構築が掲げられた。その骨格を成すのが「電子カルテ情報共有サービス」(仮称)で、医療機関・薬局間の電子カルテ情報の共有を実現し、より・・...
厚生労働省は16日、介護療養病床から介護医療院への移行を促進させるために設けていた「長期療養生活移行加算」を、2024年度介護報酬改定で廃止する方針を示した。来年3月末で介護療養病床が廃止されること......
京都府医療推進協議会(会長=松井道宣・京都府医師会長)は19日、京都府医師会館で「府民の生命と健康を守るための総決起大会」を開催した。物価高騰や賃上げ、技術革新に対応していくため、医療・介護分野にお......
財務省の財政制度等審議会(会長=十倉雅和・経団連会長)は20日、2024年度予算編成に向けた「秋の建議」をまとめ、鈴木俊一財務相に提出した。診療報酬改定では、本体マイナス改定が適当だとし、診療所の報......
中医協薬価専門部会は17日、品質が確保された後発医薬品を安定供給する企業を評価する企業指標について、具体的な運用方法と指標を踏まえた企業の評価方法、評価結果の薬価への反映の考え方を示した。安定供給に......
中医協は17日の費用対効果評価専門部会で、次期制度改革に向けて医薬品と医療機器の業界団体からヒアリングを行った。これまでの論点で、厚生労働省が高額医薬品の価格調整範囲を見直して薬価本体まで引き下げる......
中医協は17日の費用対効果評価専門部会で、次期制度改革に向けて医薬品と医療機器の業界団体からヒアリングを行った。これまでの論点で、厚生労働省が高額医薬品の価格調整範囲を見直して薬価本体まで引き下げる......