この国の医療のかたち 第115回 「言論の自由」、診療報酬(改定)と医療機関経営について
●珍しく真面目なイントロ:「言論の自由」について 最近、これは全くたまたまなのですが、「言論の自由」について考えさせられる本を2冊続けて読みました。1つは桐野夏生『日没』(岩波現代文庫)、もう1つはア......
【感染症ニュース】61歳耳と喉の帯状疱疹発見遅れ即入院 2年半経った今も後遺症… 専門医「珍しい症例 今後の参考にしたい」(感染症・予防接種ナビ)
帯状疱疹は、水痘-帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。水痘とは、「水ぼうそう」のことで、感染したことがある人は、治癒した後も、体内の神経節にウイルスが潜伏した状態が続きます。潜伏したウイル...
「3.3%以上」は実現できるか 医療界の賃上げ、大きな焦点に
2024年度診療報酬改定で、日本医師会をはじめ、医療界は医療・介護従事者の賃金の「3.3%以上」の引き上げを目指す方針だ。「一般社会と同水準の賃上げが、医療・介護従事者にも必要」(日医・松本吉郎会長......
地域包括診療料・加算、「会議参加」要件化で対立
かかりつけ医機能をテーマにした10日の中医協総会で、医療と介護の連携の観点から、地域包括診療料・加算を巡って、診療側と支払い側が議論した。「サービス担当者会議への参加」を要件化すべきかどうかについて......
「皆勤賞」を目指して
急に寒くなった。昼と夜の寒暖差が激しいため、体調を崩さないか、と心配している。もともと風邪をひきやすい体質のため、なおさらだ。子どもの頃は、風邪で学校を休むことが多かった。 インフルエンザも流行して......
【中医協】保険適用の不妊治療、昨年度の医療費895億円 患者数37万人
中医協総会(会長=小塩隆士・一橋大経済研究所教授)は17日、2022年度診療報酬改定で保険適用となった「不妊治療」について議論した。厚生労働省は22年度の1年間で、不妊治療の医療費は895億5622......
【中医協】SaMDの評価基準、整理案に異論なし
厚生労働省は17日の中医協・保険医療材料専門部会で、プログラム医療機器(SaMD)について、用途ごとの評価基準を整理・明確化する案を示した。委員から異論は出なかった。既存の検査や治療計画の策定、手術......
緊急避妊薬、薬局で試験販売 28日から、全国145店舗
厚生労働省は17日、望まない妊娠を防ぐ緊急避妊薬(アフターピル)について、28日から全国の薬局145店舗で試験的に販売すると発表した。価格は7000~9000円を想定している。 試験販売は来年3月2......
公的病院、「マイナ保険証」活用を 武見厚労相が要請
武見敬三厚生労働相は17日、公的病院に「マイナ保険証」の活用促進を求めた。「『医療DX令和ビジョン2030』厚生労働省推進チーム」で要請した。 出席した公的病院の代表者に対し、「地域医療の中でも重要......
【中医協】歯科用貴金属の随時改定、2カ月後ろ倒しへ
中医協総会は17日、2024年度診療報酬改定の施行時期が6月となることに合わせて、改定後の歯科用貴金属の随時改定は、9月、12月、3月、6月に行う方針を了承した。これまでは、7月、10月、1月、4月......
法医学の人材養成・研究、文科省が「拠点整備」 死因究明計画の修正案
厚生労働省は17日に開いた「死因究明等推進計画検証等推進会議」で、これまでの議論を踏まえた計画修正案を示した。死因究明に関わる人材確保に向けて、文部科学省で法医学分野の人材養成・研究を進める拠点を整......
リハ3団体、「療法士の賃上げを」 自民・小委に要望
自民党厚生労働部会の「リハビリテーションに関する小委員会」(古賀篤委員長)は17日、▽日本理学療法士協会▽日本作業療法士協会▽日本言語聴覚士協会―のリハ3団体から、処遇改善に向けた要望を聞いた。提出......
医療事故調の「管理者・実務者セミナー」 日医、受講者募集
日本医師会は、医療事故調査制度に関する「管理者・実務者セミナー」の受講者を募集している。 セミナーは12月9日(土)午後1~6時、東京都文京区本駒込の日本医師会館大講堂で開く。12月下旬~来年3月下......
要介護者の「生活支援」情報、入院先への提供を評価へ
厚生労働省は16日、介護保険施設などが要介護高齢者の生活支援に必要な情報を入院先の医療機関に提供した場合を、2024年度介護報酬改定で評価する方針を示した。既存の加算の要件を見直すほか、新たな加算を......