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[診療報酬] 高齢者救急「地域包括ケア病棟で対応」に慎重論 診療側委員

 中央社会保険医療協議会・診療報酬基本問題小委員会が27日開かれ、急性期病院の本来の機能を維持するため、高齢者の救急搬送の地域包括ケア病棟による受け入れを診療報酬で一律に促すことに慎重な姿勢を診療側の委員が示した。基本問題小委はこの日、中医協「入院・外来医療等の調査・評価分科会」から中間取りまとめの報告があり、それを基に議論した。 分科会の中間取りまとめでは、急性期医療の機能分化を進め、急性期病院が本来の役割を発揮できるようにするため、救急病院での初期対応を終えた高齢者の地域包括ケア病棟・・・...

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[医療提供体制] 認知症対策強化、政府の『幸齢社会』実現会議が初会合

 認知症基本法が施行されるのに先立って、認知症の研究者などの意見を聴いて政策に反映させる政府の実現会議が27日初会合を開き、岸田文雄首相は、年内に薬価収載されるアルツハイマー型認知症の新たな治療薬「レカネマブ」へのアクセスや投与後のモニタリングを確保するため、医療提供体制と検査体制の整備を検討するよう武見太郎厚生労働相に指示した。 レカネマブは、脳にたまる原因物質を取り除くことでアルツハイマー型認知症の進行を遅らせる新薬で、軽度の認知症などが対象。岸田首相は「画期的な新薬で、認知症の治療・・・...

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[介護] 物価・賃金高騰で基本報酬引き上げの要望相次ぐ 分科会ヒアリング

 2024年度の介護報酬改定について話し合う分科会で介護関係団体へのヒアリングが行われた。物価や賃金の高騰で経営が圧迫されているとし、小規模多機能型居宅介護や定期巡回・随時対応型訪問介護看護などの複数の団体から、基本報酬の引き上げなどの要望が相次いだ。 社会保障審議会・介護給付費分科会(27日開催)で行われたヒアリングでは、12の団体が現状における課題や次の報酬改定に向けた評価の拡充や支援を求めた。 このうち、「全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会」は、同会が実施した調査結果を示した。それに・・・...

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[医薬品] アルツハイマー新薬「レカネマブ」、年内に薬価収載へ 中医協

 アルツハイマー病の進行を遅らせる効果が証明された新薬「レカネマブ」が承認されたことを受け、中央社会保険医療協議会総会は27日、「高額薬ルール」に基づき同薬の具体的な薬価算定方法を薬価専門部会や総会で検討するとともに、年内に薬価収載が行えるよう議論を進めていくことで合意した。 新規医薬品は、薬事承認を得てから原則60日以内、遅くとも90日以内に薬価収載される<doc11191page12>。また、高額な医薬品への対応として、年間の市場規模が1,500億円を超えると見込まれる品目が承認され...