「 トップ記事、主要記事- MEDIFAX web - 医療制度の動きをリアルタイムで伝える総合情報サイト 」一覧

NO IMAGE

へき地スキーム応用し医師不足地域の環境改善へ  厚労省、偏在対策

 厚生労働省は2018年度に「早期に可能な偏在対策」として、医師不足地域で働く医師の勤務環境を改善する。へき地医療拠点病院からへき地診療所への代替医師派遣で国庫補助を活用している現在のスキームを応用し「へき地医療拠点病院以外の医師派遣可能な病院から、へき地以外の医師不足地域へ代替医師を派遣する」取り組みを進める。モデル事業になるため希望地域が手挙げをし、そこから事業規模に応じて対象を決める。

NO IMAGE

地域医療連携システム、更改時の費用負担「半数超が未定」  日医総研WP

 日医総研はワーキングペーパー(WP)「ICTを利用した全国地域医療連携の概況(2016年度版)」を公表した。導入済みの地域医療連携システムを更改する際の費用負担(複数回答あり)は、219カ所のうち119カ所(54.3%)が未定と回答。国や自治体からの公的資金で賄う(58カ所、26.5%)、サービス利用料金などの収入より負担(48カ所、21.9%)が続いた。

NO IMAGE

医療・看護必要度の測定項目、DPCデータの相関等の早期検証を  健保連・幸野理事

 中医協の支払い側委員を務める幸野庄司氏(健保連理事)は2018年度診療報酬改定に向けた入院医療について本紙の取材に応じ、一般病棟入院基本料7対1等の重症度、医療・看護必要度の測定方法・測定項目について、DPCデータとの相関などの検証を早急に進める必要があるとの考えを示した。

NO IMAGE

緩和ケア病棟入院料、一般病院の算定は5.2%  日本アルトマーク調査

 日本アルトマークは30日、がん対策推進基本計画に基づき提供体制の整備が進められている緩和ケアに関連する診療料の算定状況(2017年6月時点)の調査結果を発表した。緩和ケア病棟入院料を算定しているのは387病院で、一般病院全体(7383病院)の5.2%にとどまった。

NO IMAGE

介護関連、概算要求額は3.5%増の3兆865億円  生産性向上などで新規事業

 厚生労働省の介護関連の2018年度予算の概算要求額は、3兆865億円(前年度比3.5%増)となった。そのうち老健局が計上したのは2兆6778億円(4.1%増)。新規事業として、介護事業所における生産性向上推進事業や自立支援・重度化防止に向けた科学的介護データ提供用データベース構築等事業を盛り込んだ。

NO IMAGE

急性肺血栓塞栓症、直ちにヘパリン投与を  医療安全調査機構

 日本医療安全調査機構は29日、「医療事故の再発防止に向けた提言」の第2号として「急性肺血栓塞栓症に係る死亡事例の分析」を公表した。急性肺血栓塞栓症が強く疑われたり、診断が確定した場合は、直ちに抗凝固療法(ヘパリン単回静脈内投与)を検討することなどを提言している。

NO IMAGE

「公的病院2025プラン」の作成が本格化  国病機構や日赤、調整会議に向け

 国立病院機構や日本赤十字社は、厚生労働省からの「公的医療機関等2025プラン」の作成要請を受け、地域医療構想調整会議の議論を見据えたプラン作成を本格化させている。国病機構137病院、日赤92病院が原則9月末までに作成する方針だが、プランで整理する「診療科見直し」や「今後持つべき病床機能」などは、2018年度診療報酬改定などの影響を受ける可能性があるため、必要に応じてプラン内容も柔軟に変更していく方針だ。

NO IMAGE

再生医療安全性確保法「医療機関に再度、周知徹底図る」  法律違反受け加藤厚労相

 加藤勝信厚生労働相は29日の閣議後会見で、無届けで臍帯血を用いた再生医療を行っていた医師を25日付で刑事告発したとし、「再生医療安全性確保法の趣旨や順守すべき手続きについて、再度、再生医療を実施する医療機関に周知徹底を図る」方針を強調した。