高齢者の医薬品適正使用、GL策定に向け議論開始 夏にも中間整理
厚生労働省は17日、高齢者医薬品適正使用検討会(座長=印南一路・慶応大総合政策学部教授)の初会合を開き、多剤投与(ポリファーマシー)などが問題となっている高齢者への薬物療法の在り方に関する議論をスタートさせた。
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厚生労働省は17日、高齢者医薬品適正使用検討会(座長=印南一路・慶応大総合政策学部教授)の初会合を開き、多剤投与(ポリファーマシー)などが問題となっている高齢者への薬物療法の在り方に関する議論をスタートさせた。
厚生労働省は20日、「医療従事者の需給に関する検討会」と、同検討会の「医師需給分科会」を合同開催する。同分科会は昨年10月6日の会合以来、半年ぶりの再開となる。
日本看護協会は17日、6月7日の通常総会で実施する役員改選の会長選に、福井トシ子常任理事が立候補したと発表した。会長候補者は福井氏1人のみで、勇退する坂本すが会長の後任に事実上決まった形だ。
全日本病院協会は15日の常任理事会で、病院勤務医のキャリアチェンジを支援する「総合医(仮称)」の育成プログラム(PG)事業を開始する方針を確認した。同協会の西澤寛俊会長が本紙の取材に応えたもので、すでに協会内のプライマリケア委員会を中心に骨子案がまとまっており、早ければ1~2カ月の間にPGが策定される見通しだ。
厚生労働省の先進医療技術審査部会(座長=山口俊晴・がん研究会有明病院長)は17日、九州大病院が申請した先進医療Bの「重症全身性硬化症に対する自己造血幹細胞移植」について、説明文書の充実などを条件に「条件付き適」と判断した。
全国市長会はこのほど「国民不在の新専門医制度を危惧し、拙速に進めることに反対する緊急要望」を14日に塩崎恭久厚生労働相に提出したと発表した。進行中の新専門医制度の議論を「地域医療の実態を軽視している」と批判し、制度の構築に当たっては、地域医療を預かる首長の意見・議論が必要だと指摘している。
厚生労働省は19日、「医療放射線の適正管理に関する検討会」の初会合を開く。放射線を放出する医薬品や医療機器を医療機関で使う際のルールを検討する。初会合では医療放射線の管理に関する現状や、放射線障害防止法の最近の動向を議題とする。
個人情報保護委員会と厚生労働省は14日付で「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」を都道府県に対して通知(個情第534号、医政発0414第6号ほか)した。
政府の未来投資会議(議長=安倍晋三首相)は14日、ICTを活用した遠隔診療などについて議論した。
日本専門医機構は14日の理事会で、来年度から開始予定の新たな専門医制度について、研修病院や研修医、さらには広く国民の理解を得ていくための「新専門医制度Q&A」を大筋でまとめた。同日の理事会で指摘された修正を反映させて近く公表する。
厚生労働省保険局の迫井正深医療課長は14日、日本医療政策機構と米国戦略国際問題研究所共催のグローバル専門家会合で、今後の医療保険制度について「個々の薬価、個々のサービスを超えて、システム全体の費用対効果を高めることが重要」との見解を示した。
自民党の武見敬三参院議員は14日、日本医療政策機構と米国戦略国際問題研究所が共催したグルーバル専門家会合で講演し、混合診療の解禁を検討すべきだとの考えを示した。
健保連は14日、2017年度健康保険組合予算の早期集計結果を発表した。経常収支は収入が8兆479億円、支出が8兆3538億円で、3060億円の赤字となった。
厚生労働省は14日、「がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会」(座長=間野博行・国立がん研究センター研究所長)を開催し、山口建参考人(静岡がんセンター総長)からゲノム医療の実践状況について報告を受けた。
厚生労働省は13日、国会で審議中の精神保健福祉法改正案について、対外的な説明のために用いてきた概要資料を修正し、昨年7月に神奈川県相模原市で起きた殺傷事件に関する記述を削除した。法案そのものは修正していない。
全国自治体病院協議会の邉見公雄会長は13日、大阪府の自治体病院などで敷地内薬局を誘致する動きが出ていることについて「医薬分業の流れに反するのではないかとの意見もある中で、公的病院において増加している現状はいかがなものか」と苦言を呈した。
12日の衆院厚生労働委員会での介護保険法等改正案の採決に野党が反発した影響で、予定されていた13日の衆院本会議は開かれなかった。
日本慢性期医療協会の武久洋三会長は13日の定例記者会見で、急性期病院から慢性期病院に転院してくる患者の多くで低栄養や脱水症状などの異常が認められるとし、急性期病院でこうした異常に適切に対応すれば医療費や介護給付費の削減につなげられるとの見方を示した。
厚生労働省の患者申出療養評価会議(座長=福井次矢・聖路加国際病院長)は13日、患者申出療養の1例目となった「パクリタキセル腹腔内投与及び静脈内投与並びにS-1内服併用療法」について、予定症例数を拡大する試験実施計画の変更を了承した。
日本医師会・民間病院アメリカ医療・福祉調査団(団長=鈴木邦彦・日本医師会常任理事)は、昨年5月に米国で行った調査の報告書をまとめ公表した。
厚生労働省の医道審議会医師分科会は12日の会合で、2018年の第112回医師国家試験の出題数を、現行の500問から400問に減らす考えをまとめた。試験日数も3日間から2日間に変更する。厚労省が13日に発表した。