「 トップ記事、主要記事- MEDIFAX web - 医療制度の動きをリアルタイムで伝える総合情報サイト 」一覧

NO IMAGE

臨床研修、20年度から「外科含む7科目必修」が復活  厚労省部会

 厚生労働省の医道審議会・医師分科会医師臨床研修部会(部会長=桐野髙明・東京大名誉教授)は15日、卒後臨床研修制度に、外科、小児科、産婦人科、精神科の4診療科を2020年度から必修科目として復活させることで合意した。これにより、既存必修科目の内科、救急、地域医療を含めた7科目必修体制となる。

NO IMAGE

賃上げ実施のために大幅なプラス改定を  四病協が表明

 四病院団体協議会(四病協)は15日、厚生労働省内で会見を開き、病院勤務者の適切な賃金引き上げを実施するため、2018年度診療報酬改定で大幅なプラス改定を求めると表明した。全日本病院協会(全日病)が実施した「民間病院の賃金引上げに関する緊急調査」も合わせて公表。他産業に比べて改善が遅れているとし、各団体の代表者は「医療崩壊につながる」と強い危機感を示した。

NO IMAGE

訪問看護、医療と介護の「すみ分け」の整理を  中医協総会

 中医協総会(会長=田辺国昭・東京大大学院教授)は15日、訪問看護を取り上げた。同時改定を見据えて医療保険と介護保険、それぞれで提供される訪問看護の給付を整理すべきとの意見があり、そのすみ分けが議論となった。厚生労働省保険局の迫井正深医療課長は「給付の制度設計自体に大きな理念の違いがある」と説明。「可能な限り整合性を取る努力はするが、全てを合わせることは基本的に難しい」と述べ、理解を求めた。

NO IMAGE

一般病棟・精神病棟・有床診の入院基本料、届け出減少続く  中医協総会

 厚生労働省は15日、2016年度診療報酬改定後の16年7月1日時点を含めた主な施設基準の届出状況を中医協総会に提示した。一般病棟入院基本料や精神病棟入院基本料、有床診療所入院基本料などの届け出数が減少傾向を続ける中、医師の業務の負担軽減策として一定の効果が認められる医師事務作業補助体制加算は増加傾向を示している。

NO IMAGE

「バベンチオ」など12成分を了承  22日に薬価収載

 中医協は15日の総会で、メルクセローノの抗PD-L1抗体「バベンチオ点滴静注200mg」(一般名=アベルマブ〈遺伝子組換え〉)など、新医薬品12成分25品目の薬価収載を了承した。対象品目はいずれも7月と9月に医薬品部会を通過し、9月27日に製造販売承認を取得したもの。薬価収載予定日は11月22日。

NO IMAGE

医業収益低下、損益率マイナスは「実態を反映した厳しい結果」  日精協・山崎会長

 日本精神科病院協会の山崎學会長は14日、本紙の取材に応え、第21回医療経済実態調査で精神科病院の損益率が、2015年度の0.2%から16年度はマイナス1.1%と赤字に転じたことについて「医療現場の実態を反映した大変厳しい結果と受け止めている」と述べた。

NO IMAGE

自民・医師養成偏在是正議連「外科など4科、研修必修化を」  加藤厚労相に決議文

 自民党有志で構成する「医師養成の過程から医師偏在是正を求める議員連盟」(会長=河村建夫元内閣官房長官)は14日、卒後臨床研修における外科・小児科・産婦人科・精神科の必修化を盛り込んだ決議文を加藤勝信厚生労働相に提出した。加藤厚労相は「ご指摘いただいた点は一つ一つもっとも」と応じた。

NO IMAGE

AMR対策で政策提言  医療政策機構・専門家会合

 日本医療政策機構は14日、薬剤耐性(AMR)対策に関する「AMRグローバル専門家会合」を開き、政策提言を公表した。今年7月に行われた前回会合の議論をまとめたもの。専門家らが参加した同日のパネルディスカッションでは、政策提言に含まれる迅速検査の重要性などについて議論を深めた。

NO IMAGE

大学病院での医師の働き方、特性踏まえた制度設計を  AJMCが声明

 全国医学部長病院長会議(AJMC)は13日、大学病院で働く医師の働き方改革について、「診療」「教育」「研究」の3つに従事するという特性に十分配慮した制度設計を求める声明を発表した。同会議内の「大学病院の医療に関する委員会」の山本修一委員長(千葉大学病院長)は記者会見で「厚生労働省で医師の働き方改革の議論が始まっているが、とかく一般病院の医師の働き方という視点で議論が進められることに危惧を抱いている。

NO IMAGE

在宅介護「医療の機能分化に逆行してはいけない」  日医・鈴木常任理事

 日本医師会の鈴木邦彦常任理事は12日の中部医師会連合委員総会・介護保険特別委員会分科会で、地域包括ケアシステムの構築が進められている中、在宅介護について、医療の機能分化に逆行しないよう整合性を取りながら推進すべきだとの考えを強調した。